妊娠 臨月とは。 臨月にお腹が下がる感覚とは? 影響は?下がらない理由とは?

臨月 |プレママタウン

妊娠 臨月とは

日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。 現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。 妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 妊娠10ヶ月目は臨月と呼ばれ、出産予定日まで残り1ヶ月です。 出産が間近に迫ってきて、待ち望んでいた赤ちゃんとの対面の瞬間に、胸を躍らせているのではないでしょうか。 これから始まる育児への不安に、ドキドキしている人も多いかもしれませんね。 今回は妊娠10ヶ月目の妊婦さんのお腹の大きさや体重の増え方、胎児の状態など、出産に向けてどのように変化するのかをご説明します。 妊娠10ヶ月目はどんな時期? 妊娠10ヶ月目は妊娠36~39週目の4週間にあたり、「臨月」と呼ばれます。 胎児の内臓や器官は全て完成し、いつでも外に出られるように準備をしていますよ。 出産が近づくにつれて胎児は骨盤内に降りてくるため、子宮のてっぺんの位置が下がり、胃のあたりの圧迫感が減ってきます。 後期つわりの症状が和らぐママも多い時期です。 妊娠36週目 妊娠36週目頃になると、全ての臓器は十分に成熟しています。 また、赤ちゃんの頭が下がってくることで、ママの臓器や器官への圧迫が解消され、マイナートラブルから解放され始めます。 胃が楽になることで食欲が戻りますが、食べすぎて体重が増えないように注意が必要です。 子宮全体が下がってくるので、みぞおち辺りは少しへこんで、へそより下が前にせり出した体型になります。 子宮が下がって胃のつかえが取れると、気持ち悪さがなくなり、食欲が増してきます。 しかし、臨月に入ってからも、体重増加の目安は1週間で0. 3~0. 5kgです。 その範囲におさまるように気をつけてくださいね。 下半身への負担が大きくなる影響で、上半身を支える恥骨や腰の痛みがひどくなったり、頻尿や尿漏れなどの悩みが見られたりするようになります。 出産まであと少しなので、症状とうまく付き合いながら、マタニティライフを過ごしてくださいね。 関連記事 妊娠10ヶ月目頃から子宮口が開いてくる? 妊娠10ヶ月目に入ると、妊婦健診は週に1度のペースになり、お産の進み具合をチェックする内診が加わります。 内診は、指や専用の器具を膣に挿入して子宮の状態などを確認する検査で、そこで分かる子宮口の開き具合で、出産がどれだけ近づいているを判断します。 子宮口は赤ちゃんが出てくるところなので、これまでは赤ちゃんが出てこないようにしっかりと閉じていました。 しかし、出産が近づくと、ホルモンバランスが変化して、今度は子宮口が柔らかくなり、少しずつ開いてくるのです。 妊娠10ヶ月目の子宮口は1~2cmほど開き、出産が間近になると3~4cmになって本陣痛が始まります。 子宮口が10cmに開ききれば出産となります。 ただ、子宮口が柔らかくなり、開いてくる時期には個人差があります。 妊娠10ヶ月目に入っても子宮口が開かずに、出産予定日を過ぎてから一気に開き始める人もいます。 なかなか子宮口が開いてこなくても、焦らないでくださいね。 関連記事 妊娠10ヶ月目のお腹の張りは本陣痛?見分け方は? 妊娠10ヶ月目は赤ちゃんがいつ生まれてもおかしくない時期なので、陣痛につながる子宮収縮も本格化します。 子宮収縮の準備運動として起こる「前駆陣痛」を多くの人が感じるようになりますよ。 前駆陣痛はすぐに分娩に至るというものではないので、不規則な痛みで、強さもバラバラであれば、様子を見てください。 しかし、お腹や腰の不規則な痛みが休んでいてもおさまらず、規則的に痛み、徐々に強くなってくるようなら、本陣痛かもしれません。 この場合は一般的に、痛みが10~15分間隔になったら産婦人科に連絡することになるので、痛みが強くなってきたら、痛みが何分間隔で起こるかを測ってみましょう。 また、病院に連絡する時間は個人の状況などによっても異なるので、医師や助産師の指示に従うようにしてくださいね。 頭を下にして背中を小さく丸め、手足を折り曲げた状態になっています。 頭が骨盤におさまって身動きが取りづらくなるので、胎動も大きな動きは少なくなり、手足の細かい動きや、しゃっくりなどの胎動を感じるようになります。 また、全身を覆っていた産毛が背中や腕の周りだけになる、体温を保つための皮下脂肪がついてふっくらした体型になるなど、いつでも外へ出られるような準備が整っていますよ。 妊娠10ヶ月目の赤ちゃんの頭蓋骨は、薄い4枚の骨からできていて、継ぎ目が固まっておらず、膜状の組織でそれぞれの骨が繋がっています。 これは産道を通るときに、頭蓋骨同士を重ね合わせて頭を小さくするため。 生後には5枚の骨がくっついて、頑丈な頭蓋骨へと変化していきます。 関連記事 妊娠10ヶ月目の胎動はどうなるの? 妊娠10ヶ月は胎児の頭が骨盤におさまり、子宮内で自由に動けるスペースがなくなるので、胎動の回数や強さが落ち着いていきます。 ただし、胎動の強さや回数には個人差があるので、臨月になっても胎動が激しい元気な赤ちゃんもいますよ。 妊娠10ヶ月目であまりにも胎動が激しいと破水につながるのではないかと不安になりますが、胎動によって破水することはないので安心してください。 胎児は寝たり起きたりを繰り返し、生まれる直前まで動いているので、胎動は出産まで続きます。 2時間以上まったく胎動を感じない場合は、赤ちゃんにトラブルが起きている可能性もあるので、すぐにかかりつけの医師に相談してください。 関連記事 妊娠10ヶ月目はおりものの変化に注意!おしるしかも? 出産が近づき子宮口が開き始めると、赤ちゃんと羊水を包んでいる「卵膜」がはがれて出血します。 この血がおりものと混ざって外に出てきたものが「おしるし」です。 多くはピンク色や茶色、褐色をしています。 しかし、量や色、出血する時期には個人差があり、おしるしが見られたからすぐに出産ということではありません。 おしるしが見られてから出産までは数日かかることもありますし、おしるしが全くなく陣痛が来る人もいます。 おしるしがあった場合には慌てず、生理用ナプキンをあてて様子を見ましょう。 おしるしと同時に、規則的な本陣痛がきているようであれば、産院に連絡してください。 関連記事 妊娠10ヶ月目には出産の流れを再確認! 一般的に初産の場合、陣痛が始まってから出産を終えるまでは10時間以上の長丁場です。 子宮口の開き具合、陣痛の間隔や時間によっていくつか段階があるので、陣痛の痛みに耐えながら、気持ちの面でも乗り越えられるように、出産の流れを把握しておきましょう。 陣痛が10~15分間隔で規則的にくるようになったら、病院に連絡して指示を受けます。 病院についてからは、陣痛の痛みに耐えながら、うまくいきみを逃がし、子宮口が全開になるのを待ちます。 ここが、分娩でもっとも時間がかかります。 どうやって陣痛の痛みをやわらげるのか、いきみ逃しの呼吸法はどうするのかなど、今のうちからシミュレーションをしておくと、出産当日も落ち着いて迎えることができますよ。

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出産までもう少し!臨月の妊婦さんにオススメの食事メニュー5選

妊娠 臨月とは

妊娠中に息苦しさを感じる原因とは? 妊娠後期や臨月だけでなく、初期・中期からも息苦しさを感じやすい状態にあります。 息苦しさだけでなく、動悸、めまい、立ちくらみなどの症状も多く見られます。 妊娠中に息苦しさを感じる原因は、循環血液量の増加による貧血、妊娠に伴うホルモン分泌の影響、大きくなった子宮に横隔膜を圧迫されることなどにあると考えられます。 妊娠後期になると息苦しさがひどくなるの? 妊娠初期や中期でも息苦しさや動悸といった症状がでる妊婦もいますが、妊娠後期になると、息苦しさを感じる妊婦の数はさらに増大し、その度合いも強まります。 妊娠後期の息苦しさに拍車をかけるのは、大きくなった子宮による圧迫。 貧血や自律神経のバランスの乱れといった原因に加えて、大きくなった子宮が横隔膜を上に押し上げるため、息苦しさがひどくなります。 出産予定日が近くなり、赤ちゃんが下に下りてくるまで、この状態が続きます。 妊娠後期~臨月の息苦しさの症状 妊娠後期の息苦しさですが、その度合いや感じ方は妊婦ひとりひとり異なります。 窒息しそうな感じ、うまく呼吸ができない、酸素が足りない感じ、はあはあと浅い息しかできない、立っていても、座っていても苦しいなど、息苦しさの症状はいろいろあります。 座って休息していても苦しく、立ったり、座ったりを繰り返すことで、さらに息苦しさが増します。 妊娠初期・中期の息苦しさは、横になり休息を取るだけである程度おさまりますが、妊娠後期の場合は横になっても息苦しさがおさまりません。 その理由は大きくなったおなかにあります。 横になってもおなかが大きくせり出しているせいで、息苦しさは一向に緩和されず、夜も寝付かれず辛い毎日が続きます。 妊娠後期の息苦しさはいつまで続くの? 妊娠後期の息苦しさが一段落するのは、臨月に入りおなかが下に下がったとき。 出産が近づくとおなかの赤ちゃんは徐々に下に下がっていきます。 赤ちゃんが下りてくると、それまで胃や横隔膜を押し上げていた圧迫感がなくなり、息苦しさが弱まり楽になります。 それとともに子宮に圧迫されていた胃も楽になり、胃酸の逆流やげっぷなどの症状も緩和されます。 おなかの赤ちゃんが下がってくる時期について 赤ちゃんの位置が下がってくる時期には個人差があります。 臨月に入った途端に少しずつゆっくり下がってくることもあれば、出産予定日の数日前に急に下がることも。 経産婦の場合、産道が柔らかくなりやすいため、おなかの赤ちゃんが下に下がり始めてから、実際に分娩が始まるまでの時間が、初産婦よりも短い傾向があります。 したがって経産婦の場合、おなかが下がってくるのは出産予定日が近づいた頃が多く、初産婦の場合は時間をかけてゆっくりと下がってくる傾向がみられます。 妊娠後期~臨月の息苦しさの原因について 妊娠後期~臨月の息苦しさの原因について、ひとつずつ詳しくみていきましょう。 息苦しさを少しでも緩和するためには、まずどうして息苦しく感じるのか、その原因について理解しておく必要があります。 循環血液量の増加による影響 妊娠中はおなかの赤ちゃんに栄養を届けるため、妊婦の体の循環血液量が増加します。 循環血液量の増加は妊娠初期から始まり、妊娠32週から34週目頃にピークを迎えます。 妊娠貧血とは? 妊婦は貧血になりやすい状態にあります。 循環血液量が増加するのであれば、貧血にはならないような気がしますが、どうして妊娠中は貧血になりやすいのでしょうか? これは増加する血しょうと赤血球の割合に原因があります。 血液の量は増加するにもかかわらず、赤血球や血色素の数が少ない、血液がいわば薄まった状態になります。 妊娠貧血の原因について 妊娠貧血は鉄分や葉酸の摂取不足により引き起こされます。 女性はもともと貧血になりやすい上、妊娠中はおなかの赤ちゃんにも鉄分が供給されるため、妊娠前よりもたくさんの鉄分を摂取する必要があります。 食事からの鉄分や葉酸の摂取が不足すると、息苦しさ、めまい、立ちくらみなどの症状が生じます。 妊娠貧血は、循環血液量が急激に増加する妊娠中期にもっとも多くみられますが、妊婦の食事の内容や食習慣などによっては、時期にかかわりなく、初期であっても後期であっても生じます。 精神的なプレッシャーを感じることも、妊娠後期・臨月に息苦しさを感じる原因のひとつです。 陣痛の痛み、分娩方法、分娩時にトラブルがおきないかどうかなど、いろいろな不安やストレスを抱えていると、自律神経のバランスが崩れ、息苦しさをはじめ、動悸、口の渇き、動悸、めまいなどの不快な症状が発生します。 妊娠後期の息苦しさの一因は、妊婦が知らず知らずに抱えるストレスや不安感にあります。 子宮の圧迫がもたらす影響 妊娠後期になるとおなかの赤ちゃんはさらに大きく成長し、それにつれて子宮も大きくなります。 大きくなった子宮は周囲にある臓器すべてを圧迫します。 子宮の下にある膀胱、恥骨、大腸は下方向に圧迫され、痛みだけでなく、便秘や頻尿といったマイナートラブルが発生します。 子宮の圧迫感は下方向だけでなく、上方向にも感じます。 子宮の重みはみぞおちまでせりあがってきて、胃や横隔膜も押し上げられ、息苦しさや動悸といった症状があらわれます。 妊娠9ヶ月目の胎児は身長40cmから45cm程度。 体重は1. 5kgから2kg程度にまで成長しています。 子宮も赤ちゃんに成長に合わせて大きさと重みを増しており、肺や心臓にまで影響を及ぼします。 妊娠後期および臨月の息苦しさは、この大きくなった子宮の重みに原因があります。 妊娠後期~臨月に息苦しさを感じた際の対処法とは? 妊娠後期・臨月に息苦しさを感じたときの対処法について知っておきましょう。 妊娠後期・臨月の息苦しさは昼間だけでなく、夜間睡眠中にも感じられます。 息苦しさや動悸がいつまでも続くと、妊婦は体力を消耗させてしまいます。 産までの時間をできるだけ快適に過ごすためにも、息苦しさを少しでも緩和する方法を知っておきましょう。 無理せず休息を取る 家事や仕事中に息苦しさを感じたら、無理せずすぐに体を休めましょう。 息苦しいにもかかわらず、そのまま家事や仕事を続けると息苦しさは増大します。 とりあえずやっていることをストップし、座るか、横になるかして休息を取りましょう。 このときのポイントは、できるだけ楽に感じられる姿勢を取ること。 座っても、横になっても、大きくなったおなかがじゃまをして、なかなか息苦しさがなおらない場合は、ちょっとした工夫が必要。 クッションを背中側に置き、上半身を高くしたり、抱き枕を抱えると楽な姿勢が取れます。 寝る体勢を整える 妊婦にお勧めの姿勢はシムスの体位と呼ばれています。 夜間に息苦しさを感じ、何度も目を覚ましてしまう方は、寝る体勢を見直してみましょう。 シムスの体位とよばれる姿勢は、体の片側を下にして横たわる姿勢で、体の左側を下にする方法が一般的です。 左手は体の後ろに伸ばし、左足は楽に伸ばします。 おなかが圧迫されないように、おなかにクッションや枕をはさんでもいいでしょう。 動作はゆっくり行うこと 息苦しく感じたら、動作をできるだけゆっくり行いましょう。 急に立ち上がったり、歩きだしたりすることは息苦しさの引き金になります。 前かがみになることも息苦しさを誘発しますので、前かがみの姿勢もなるべく避けましょう。 ゆっくりと呼吸することを心がけ、酸素を体内に十分に取り込むようにします。 正しい姿勢を取ること おなかが前に大きくせり出している妊娠後期の妊婦は、姿勢が悪くなりがち。 姿勢が悪いとうまく呼吸ができずに息苦しさを感じてしまいます。 無理のない範囲でかまいませんので、姿勢をただし、猫背にならないように注意しましょう。 不安感やストレスを解消する 陣痛がきたときの対処法や病院に行くタイミング、分娩に関することなど、不安なことや疑問なことがあれば、前もって医師や助産婦に相談し、きちんと解決しておきましょう。 出産予定日を間近に控えてのストレスや不安感は、息苦しさや動悸といった症状としてあらわれます。 出産に関して分からないことを一人で抱えても解決にはなりません。 医師に相談するだけでなく、パパや親しい友人の方に話を聞いてもらうことも、ストレス解消に有効です。 まとめ 妊娠後期~臨月に息苦しさを感じるときに知っておきたい情報を幅広くご紹介しました。 妊娠中はいろいろな理由が重なり、妊婦は息苦しさを感じやすくなっています。 妊娠後期や臨月に入ると、おなかの赤ちゃんはいよいよ大きく成長し、妊婦の息苦しさもますます強くなります。 妊娠後期・臨月の息苦しさの対処法を把握し、残り少ないマタニティライフをできるだけ快適に過ごしましょう。

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出産までもう少し!臨月の妊婦さんにオススメの食事メニュー5選

妊娠 臨月とは

臨月とは 臨月とは、 妊娠10ヶ月のことです。 週数で表すと、妊娠36週0日から妊娠39週6日の4週間になります。 出産予定日は妊娠40週0日となるため、臨月は「赤ちゃんがもういつ産まれても良い」という時期ではありません。 赤ちゃんがいつ生まれても問題のない状態になる時期は、37週0日から41週6日の正期産という時期になります。 そのため、妊娠36週0日から36週6日は臨月ですが、早産になってしまうのです。 臨月に入ったママの体の変化 臨月に入ると、ママの体は出産に向けて準備を始めて変化していきます。 その変化の程度には個人差があります。 どのような変化が起こってくるのか説明します。 みぞおちまであった子宮が下に下がる 妊娠後期に入ると子宮はみぞおちあたりまで大きくなり内臓を圧迫します。 出産が近くなるとそのみぞおちまであった子宮は下に下がります。 そのため、圧迫される内臓が変わってきます。 胃や心臓の圧迫が軽減する 子宮が下がることで胃や心臓への圧迫が軽減します。 胃への圧迫感が軽くなり、スッキリすることで食欲が増し、食べ過ぎて体重が急に増えることがあるので注意が必要です。 また、心臓への圧迫感が軽くなることで動悸や息切れが減り、体が楽になってきます。 膀胱が圧迫され、頻尿や尿漏れになりやすい 逆に子宮より下にある膀胱は、圧迫されやすくなります。 膀胱の圧迫により、今まで以上に頻尿になったり、尿漏れしやすくなったります。 トイレを我慢することで、膀胱炎になる可能性は高くなります。 こまめにトイレに行きましょう。 腸が圧迫され、便秘や下痢になりやすい 腸は子宮の後ろ側にあるため、圧迫されやすくなります。 腸が圧迫されることで腸の動きが弱くなり、おならが増える、便秘になるという症状が出たり、逆に下痢になったりすることもあります。 また、妊娠の維持に必要なプロゲステロンという女性ホルモンが妊娠9ヶ月を過ぎると徐々に減ってきます。 このプロゲステロンは腸の運動を弱くする働きがあるため、このホルモンの量が減り、腸の運動が急に元に戻ることで、下痢になることもあります。 おりものが増える 出産に向けて子宮の出口は赤ちゃんが出やすいように準備を始めていきます。 そのため、水っぽいおりものが増えます。 手足がむくみやすくなる 妊娠すると、ママの体の水分量は妊娠前より3割ほど増えます。 また、子宮が大きくなることにより、下半身の血行が悪くなりやすい状態にあります。 そのため、妊娠前よりむくみやすくなるのです。 手がむくむことで、指輪が抜けないことがあります。 出産時、何が起こるかわからないので、指輪は早めに取っておくことをオススメします。 恥骨や足の付け根が痛くなる 出産の時に赤ちゃんが産道を通りやすくするために、リラキシンというホルモンが分泌されて、骨盤周りの靭帯が緩んできます。 靭帯が緩むことで内臓を支えている力が弱くなり、恥骨や足の付け根への負担が大きくなります。 また、子宮が下に下がることによっても恥骨や足の付け根に負担がかかり、痛みが出ることがあります。 お腹の張りが増える 出産が近づいてくると、不規則なお腹の張りを頻繁に感じるようになってきます。 動いた時や夜だけなど、人によってその張り方はさまざまです。 また、お腹が張るだけでなく、張って生理痛のような痛みを感じることもあります。 これを前駆陣痛と言い、陣痛の予行練習のようなものです。 お腹の張りや前駆陣痛があることによって出産の時に子宮の出口が開きやすくなるのです。 胎動が減る 臨月に入るころの赤ちゃんは子宮いっぱいに大きくなるため、動けるスペースが少なくなります。 また、子宮が下に下がることにより、赤ちゃん自身も下に降りてきて赤ちゃんの頭は骨盤の中にはまってきます。 そのため、ママは胎動が減ったように感じることがあります。 しかし、実際に元気な赤ちゃんは動いてないわけではありません。 胎動は赤ちゃんが元気にお腹の中で過ごしているサインです。 胎動が減ったと感じる時は、横になって1時間に10回以上動いているかチェックしてみましょう。 チェックしてみて、胎動を感じない時はすぐにかかりつけの産婦人科に連絡しましょう。 眠気やだるさが強くなりしんどい 臨月に入っても赤ちゃんは大きくなっていくため、子宮は大きくなり、さらに体力を消耗しやすくなります。 また、乳腺の発達や赤ちゃんの成長を促すエストロゲンという女性ホルモンの分泌が増えます。 エストロゲンは、眠りを浅くしたり、寝つきを悪くしたりする作用があります。 その作用により、日中の眠気やだるさが強くなります。 それに加え、頻尿やお腹の張りによりなかなか夜眠れず、しんどいと感じるのです。 腰痛になりやすい 赤ちゃんが下に降りてきて骨盤にはまることで、骨盤への負担は大きくなります。 これにより骨盤に近い腰への負担もかかり、痛みが出ることがあります。 臨月へ入るころには、体重は妊娠前より 7~10kgほど増えています。 体重が増えることにより腰への負担は妊娠前よりも大きくなります。 また、子宮が大きくなることで、後ろに反り返るような姿勢になりやすく、腰に負担がかかり腰痛の原因になります。 吐き気や嘔吐が起こる 臨月に分泌が増える女性ホルモンのエストロゲンは全身の筋肉を緩ませる作用も持っています。 これにより出産の時には産道を広げやすくしてくれるのです。 しかしその作用によって、胃の周りの筋肉も緩めてしまうため、胃酸が逆流して吐き気や嘔吐が起こることがあります。 乳汁が出ることがある エストロゲンの作用により産後のために母乳を作る工場となる乳腺が発達してきます。 このため、人によっては乳汁が出ることがあります。 しかし、臨月に乳汁が出るから産後に母乳が出やすいというわけではありません。 また、乳汁が出ることによって乳頭にかゆみを感じたり、かぶれたりすることがあるため、乳頭の清潔と保湿を保ちましょう。 臨月の赤ちゃんの成長 臨月の赤ちゃんは、生まれて子宮の外でも生きていけるくらいすべての臓器が出来上がっています。 腎臓や肝臓の機能も成熟して、水分がしっかりと処理されるため、むくみが取れて、皮膚は張りがでて色がピンクになります。 皮下脂肪もついて、丸くふっくらと赤ちゃんらしくなってきます。 また、個人差はありますが、週数が進んでいくと、赤ちゃんの皮膚を守っていた胎脂という白い脂のようなものが減ってくることもあります。 そして出産が近づくと赤ちゃん自身がママの骨盤の中に入ってきます。 狭い骨盤の中に収まるように背中を丸めて手足をお腹に引き寄せ、生まれる時を待っているのです。 臨月の妊婦健診 今まで2週間に1回の妊婦健診でしたが、臨月に入ると妊婦健診は1週間に1回となります。 健診の項目 妊婦健診の項目の内容を説明します。 体重測定、血圧測定、尿検査、むくみの有無 今までの妊婦健診同様、体重測定、血圧測定、尿検査、むくみの有無を調べます。 尿検査では尿タンパク、尿糖、ケトン体の有無を調べます。 子宮底長、腹囲測定 こちらも今までの妊婦健診同様測定を行い、子宮の大きさから赤ちゃんの大きさや羊水の量が正常かどうかの目安にしています。 また、現在超音波検査を行うことにより子宮底長や腹囲を測定しなくても正確な赤ちゃんの大きさや羊水の量を把握することができるため、測定しない産婦人科も増えています。 内診 臨月に入ると内診を行って、子宮の出口が柔らかくなっているか、開いてきているか、赤ちゃんは骨盤の中にはまっているかをチェックします。 産婦人科によって、毎週チェックするところもあれば、産婦人科医師が必要と判断した時だけチェックするところもあります。 ノンストレステスト(NSTモニター) ノンストレステストとは、陣痛が起こってない状態で赤ちゃんの心音から元気な状態であるか、お腹の張りはどのくらいあるかをチェックする検査です。 検査はお腹の張りを感じる装置と、赤ちゃんの心音を聞く装置を横になった状態で40分ほど装着します。 臨月の過ごし方 ここからは臨月の過ごし方を説明します。 座る時はあぐらをかいて過ごす あぐらをかいて過ごすことで股関節が広がりやすくなります。 これにより、陣痛が始まった時に産道が開きやすくなります。 また、お腹のつっかかりがなくなるために、楽に感じる体勢でもあります。 無理のない範囲で運動をする 出産は体力勝負です。 また、運動をすることによってお腹が張りやすくなります。 本格的な陣痛の前にお腹が張ることで子宮の出口は開きやすくなります。 産婦人科医師から安静の指示がない限り無理のない範囲で運動するようにしましょう。 以下におすすめの運動を紹介します。 ウォーキング ウォーキングはいつでも手軽に始められる運動です。 最初はゆっくりと歩き始め、徐々にスピードを上げて、最後はまたゆっくりとしたペースに戻しましょう。 じんわりと汗が出るくらいのきつさで歩けると効果的です。 ストレッチ 股関節を柔らかくするストレッチを行うことも産道を開きやすくするためには効果的です。 スクワット スクワットは骨盤に力がかかるため、骨盤を開きやすくします。 骨盤が広がることで赤ちゃんも骨盤の中に降りてきやすくなり、陣痛を促してくれます。 横になる時間を作る 妊娠すると、ママの体の水分量は増えるため、体の中の水分をろ過する腎臓の負担が大きくなります。 腎臓は立ったり座ったりした体勢よりも、横になったほうが一番元気に働いてくれます。 腎臓が元気に働くことにより、手足のむくみを予防することにもつながります。 朝起きて昼までに30分、昼から夜寝るまでに2時間ほど横になる時間を作りましょう。 この時、必ずしも眠らないといけないということではありません。 横になった状態でテレビを見たり本を読んだりして過ごしてもよいのです。 おっぱいのマッサージをする 妊娠中からおっぱいのケアをすることで産後の母乳育児につながっていきます。 またおっぱいのマッサージを行うことで、オキシトシンという子宮収縮を促すホルモンが働くため、陣痛を促してくれます。 臨月とは言っても妊娠36週では早産となるため、切迫早産の人は医師から安静にするように言われていることでしょう。 そのようなママは妊娠37週に入るまで控えた方が良いのですが、そうでなければ妊娠36週から 1日5~6回おっぱいのマッサージをすることをおすすめします。 マッサージの方法はいろんな方向から乳頭、乳輪を少し痛いくらいの力でつまんで圧迫します。 自分の時間、パパとの時間を楽しむ 出産後は赤ちゃんとの生活になるため、自分の時間やパパと二人きりの時間を作ることは難しくなります。 今のうちに好きなことを楽しみましょう。 また、赤ちゃんがいると場所によっては外食も難しくなります。 食べ過ぎには注意が必要ですが、行きたいところに行っておくこともおすすめです。 上の子がいる時は上の子との時間を大切にする 赤ちゃんが生まれるとどうしても赤ちゃん中心の生活になってしまい、上の子との時間が今までより少なくなってしまいます。 それは上の子にとって寂しいことでもあります。 臨月のうちに上の子との時間を大切にして愛情を注いであげることは、安心させてあげることにつながります。 出産の準備を完了する 臨月に入るといつ赤ちゃんが産まれてもおかしくありません。 そのため、いつ入院しても大丈夫なように入院物品はひとまとめにしておきましょう。 出産して退院してもすぐに赤ちゃんを連れて外へ買い物へ行くことは難しいため、赤ちゃん生活に必要な肌着やオムツなどを準備しておきましょう。 また、物品だけでなく、出産のイメージをして心の準備をしておくことも大切です。 臨月ママの注意点について 臨月に入って、今までより注意してほしい点がいくつかあります。 その注意点をお話します。 体を温める 体が冷えていると、体の血液循環が悪くなります。 血液循環が悪くなると、便秘や腰痛が悪化したり、手足のむくみがひどくなりやすくなります。 また、体を温めることは、陣痛を促進することにもつながります。 実際に陣痛が来た時に体が冷えていると、弱い陣痛が続いてお産が長引いたり、出血が増えて産後の回復が遅くなるというデータもあります。 臨月の生活でトラブルを招かないために、そして、安産のためにも 体を温めておくことは大切なことです。 体を温めるためにできることをお話します。 まずはお腹から下の部分を冷やさないようにすることです。 具体的には、お腹を冷やさないように腹巻を使う、内くるぶしから指の幅4本ほど上のところにある三陰交というツボをレッグウォーマーや靴下を使って温める、毎日の入浴をシャワーだけでなく、きちんと浴槽につかるようにすることがあります。 また、食事も甘いものや冷たい食べ物を食べると体を冷やしてしまいます。 温かい食べ物や飲み物を摂取したり、ニンジンやゴボウなど根菜の食べ物を気がけて食べることで体を温めることにつながります。 仰向けより横向きで寝る 臨月の子宮は赤ちゃんと羊水で妊娠中最大の大きさになります。 仰向けになると、この子宮に下半身の血流が圧迫され、急に血圧が低くなるため気分が悪くなったり、ひどい時は気絶したりすることがあります。 そうならないように横向きの体勢で寝るように心がけましょう。 遠出や人が多いところへのお出かけは控える 臨月に入り、特に妊娠37週を超えると、いつお産が始まってもおかしくない時期になります。 遠出をしている時にお産が始まって、かかりつけの産婦人科に到着する前に出産になってしまうと、母子ともに危険な状態になる可能性が高くなります。 できればかかりつけの産婦人科へ30分以内へ行けるところにいることをおすすめします。 また、人が多いところへのお出かけは、インフルエンザや風邪、嘔吐下痢などの感染症をもらってしまうリスクを高くします。 感染症をもらうことを防ぐためには人が多いところへ行かないに越したことはありません。 どうしても、そのような場所に行かないといけない時は、手洗いうがいを心がけたり、マスクをしたりして行くなど感染対策を行いましょう。 外出するときは母子手帳と携帯電話を持っていく 臨月になると今まで以上に、どこでいつ何が起こってもおかしくない状態になります。 何か起きてもすぐにかかりつけの産婦人科や家族と連絡が取れるように、外出するときは必ず母子手帳と携帯電話は持って行くようにしましょう。 水分の取りすぎ、食べ過ぎに注意する 臨月の妊婦さんは水分を一気に取りすぎると、腎臓に負担がかかってしまい、むくみやすくなります。 しかし、逆に制限しすぎてしまうと、今度は血液中の水分量が減って血液がドロドロになり、むくみの原因になってしまいます。 水分は100~200ml程度を食事の30分前や食後3時間、起床時や就寝前、入浴前後、運動前後などのタイミングでこまめに摂取するようにしましょう。 1日トータル1. 5Lほどの摂取が効果的です。 また、子宮による胃の圧迫感が減るため、食事がおいしく感じられ、食べ過ぎて急に体重が増えてしまうことがあります。 体重が急に増えると、ママの体の負担が大きくなるだけでなく、子宮の出口の周りに脂肪が付きすぎて出産時に難産になるリスクが高くなります。 食べ過ぎにも注意しましょう。 臨月に注意したい病気 今まで順調に経過していても突然病気を発症し、ママや赤ちゃんが危険な状態になる可能性があります。 また、臨月に入り悪化しやすい病気もあります。 臨月に注意したい病気について説明します。 妊娠高血圧症候群 妊娠高血圧症候群とは、昔妊娠中毒症と呼ばれていた病気です。 妊娠高血圧症候群になる原因はいまだにわかっていませんが、体重が急に増えすぎることで体の負担が大きくなるため、この病気になるリスクは高くなります。 妊娠高血圧症候群は最悪の場合、母体死亡や胎児死亡を招きます。 またこの病気を治すためには、妊娠を自然に陣痛が来る前に帝王切開や誘発分娩を行って終了するしかありません。 そのため妊娠高血圧症候群にならないようにすることが大切なのです。 妊娠高血圧症候群の予防は、バランスの良い食事をして体重をコントロールすることです。 1週間に500g以上の体重を増やさないようにしましょう。 常位胎盤早期剥離 常位胎盤早期剥離とは、赤ちゃんが産まれる前に突然 胎盤がはがれてしまう病気です。 重症の時は急に下腹部痛がみられ、子宮が板のように硬くなったり、生理より多い出血や血の塊がでたりします。 軽傷の場合、自覚症状がないまま胎動がなくなることがあります。 産まれる前に胎盤がはがれてしまうと、赤ちゃんへ酸素がいかなくなり、無事に産まれたとしても、脳性麻痺などの後遺症が残ったり、最悪の場合胎児死亡にいたります。 また、重症の場合ママの命を危険にさらす可能性もあります。 煙草を吸っていたり、妊娠高血圧症候群の妊婦さんはこの病気になる確率が高くなります。 急な下腹部の痛みや出血、胎動が減るなどのなにか異変を感じたらすぐにかかりつけの産婦人科に連絡しましょう。 カンジタ膣炎 臨月になると水っぽいおりものが増えやすくなります。 また、ホルモンの影響で感染症にかかりやすくなっています。 そのため、一度カンジタ膣炎になったことがある人は再発しやすくなります。 下着が汚れたらこまめに取り替えましょう。 おりものシートを使用する場合は人によってはかぶれてしまうことがあります。 その場合は、布ナプキンや薄い綿の布を1枚当てることをおすすめします。 また、入浴の際はお湯で丁寧に洗い流す程度でごしごし洗わないようにしましょう。 清潔を保つことは大切ですが、洗いすぎてしまうと膣内のよい菌まで失われて悪い菌が繁殖しやすくなります。 痔 妊娠前より痔があった場合、子宮が下に下がることで圧迫され、症状が悪化する場合があります。 できれば妊娠前に治しておきましょう。 また、妊娠中に痔が悪化した場合はかかりつけの産婦人科医師に相談しましょう。 お産の始まるサインとは 妊娠37週に入るといつお産が始まってもおかしくない時期になることを説明してきました。 そこで臨月に入る前に知っておきたいお産が始まるサインについてお話しします。 サインには3つありますがどれから始まるかは人それぞれ違います。 おしるし おしるしとは、おりものの中に少し薄い血液が混じったもので、必ずしも全員にあるわけではありません。 また、おしるしがあったからすぐに赤ちゃんが産まれるわけでもありません。 おしるしとはもうすぐお産が始まるという印と言われており、おしるしがあって2~3日から1週間以内に陣痛が来る人が多いのです。 おしるしがあればナプキンをこまめに取り替えて 清潔を保ちましょう。 注意してほしいのは本当はおしるしではなく、なにかママの体やお腹の中の赤ちゃんに異常が起きている出血の可能性があることです。 生理のように出血が多い場合や、血の塊が出る、出血がとまらないなどの症状がある時やおしるしなのかよくわからない場合はすぐにかかりつけの産婦人科に連絡しましょう。 破水 破水とは、赤ちゃんを包んでいる膜が破れて 羊水が出ることです。 パンッとはじけてお水がでれば破水とわかりやすいのですが、風船に小さな穴が開いたように膜が破れた場合はほんの少しずつお水がでることがあり、その場合は尿漏れと間違い、わからないことがあります。 破水をしたかどうかは産婦人科で検査をすればすぐにわかりますので、破水かどうかわからない場合もすぐにかかりつけの産婦人科に連絡してください。 破水をすると赤ちゃんを包んでいる膜が破れているので、お腹の中の赤ちゃんへの病気の感染リスクが高くなります。 感染を防ぐために、きれいなナプキンを当てて対応すること、また、シャワーやお風呂へは入らないようにしてください。 そして、子宮の中の羊水が少なくなってしまうことで赤ちゃんが苦しくなりやすくもあります。 破水してもできるだけ出産まで羊水の量を保つ方がよいので、できるだけ、移動中の車の中でも横になって過ごして羊水が外に出ることを防ぎましょう。 残り少ない妊婦生活を楽しみましょう 10ヶ月の妊婦生活ももう少しで終わってしまいます。 臨月に入っても赤ちゃんはどんどん大きくなるため、ママの体の負担は大きくなり、様々なマイナートラブルも起きてきます。 しかし、赤ちゃんが産まれると、今までとは全く違う赤ちゃん中心の生活が待っています。 臨月の過ごし方や注意点を知った上で、心も体も出産の準備しておくことが大切です。 そして後悔しないよう、残り少ない妊婦生活を楽しみましょう。

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