空母 いぶき。 空母いぶきのレビュー・感想・評価

映画『空母いぶき』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ

空母 いぶき

映画『空母いぶき』 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 現在、全国の劇場で公開中の映画『空母いぶき』は、氏の人気漫画を実写化した作品で、公開前から(色んな意味で)話題になっていました。 事の発端は、本作で総理大臣役を演じたさんの「ある発言」(詳細は省きますが)で、これに対し某有名小説家がで激怒するなど、かなりの騒ぎになったのです。 実際に映画が公開されると初登場でランキング2位、は2日で3億3000万円という好成績を記録したものの、評価の方は賛否両論…というか明らかに批判的な意見が多数見受けられました。 では、本当に実写映画『空母いぶき』は駄作なのか?なぜこんなに批判されているのか?などについて、本日は具体的に検証してみたいと思います(なお、僕は原作を全部読んでいます)。 最大の問題は、やはり 「原作を大きく改変している」という点でしょう。 これは人気漫画を実写化する際には必ず取り沙汰される問題ですけど、個人的には 改変自体が悪いことだとは思わないんですよね。 大ヒットしている人気漫画ともなれば長期に渡って連載している場合が多く、そのままでは長すぎて映画化できないからストーリーを圧縮するために色んな部分を改変せざるを得ない…という事情は理解できますから。 ただ、その際は「どこをどんな風に改変するか?」が大事だと思うんですよ。 それぞれの原作によって 「変えちゃいけないポイント」みたいなものが絶対にあるはずなので。 そういうことを考えながら実写版『空母いぶき』を観てみたんですけど……原作はと中国軍が戦う話なのに、「東亜連邦」という架空の国に変わってました(泣)。 う~ん…、「変えなきゃ色々と面倒なことになる」というのは分かるんですが、『空母いぶき』を描く上において、ここは 「最も変えちゃダメな部分」じゃないのかなあ?と。 ただ、これに関しては悪くなかったですよ。 特に本田翼さん演じる女性記者(本多裕子)は、たまたまを取材するために乗った空母いぶきで初めて他国との戦闘を体験し、その衝撃を「ネットを通じて発信することで世界に影響を与える」という重要な役柄を演じていたり。 しかも原作では、新聞社の男性記者が沖縄まで出向き、最前線の写真を撮って公表することで世間に影響を与える…という展開だったのに対し、制作側が「男ばかりで画面に華が無い」と判断したのか、映画版では美人な本田翼さんになっていて良かったです(笑)。 映画『空母いぶき』 その反面、さん演じるコンビニ店の店長は物語への関連度が薄いせいでほぼサブエピソードのように見えてしまい、上手く機能しているとは思えませんでした(観客からも「あのシーン、いらねえだろ!」と批判が殺到した模様)。 まあ、激しい戦闘の直後にゆる~いコンビニ店の様子をぶっ込まれたらギャップに戸惑うのも無理ないと思いますが、あのシーンは「このような平和な暮らしの裏ではギリギリの攻防が繰り広げられていた」ということを現す場面なので、必要っちゃ必要なんですよね。 さらに、有事が報道されると大勢の人が一斉にコンビニに押し寄せ、商品を買い漁って店の棚が空っぽになる…という描写を入れることで、「現実に戦争が起こればこうなるかもよ」と示唆しているわけです(原作にも同様のシーンがある)。 なので少しでも関連を持たせるために、例えば「いぶき」に乗船しているの一人が実は店長の身内だったとか、ベタでもいいからそういう設定で相互にドラマを繋げればもうちょっと観客の共感を得られたのではないか?と思うんですけどねえ。 そして、この艦長が敵の撃ってきた主砲をかわすために 「バックや!」と叫ぶシーンも、「いくらスクリューを逆回転させたところで、あんな大きな船が急にバックできるはずがない!」と批判されていましたが、残念ながらこれも原作通りです(笑)。 と言えば、 監督と組んで『』シリーズや劇場版『』や『』など、数々の名作アニメを手掛けたベテラン脚本家です。 特に『』は、「現職の員がクーデターを企てる」というロボットアニメとは思えないほどハードなポリティカル・フィクションを臨場感たっぷりに描き出し、多くのアニメマニアから絶賛されました。 まあ、世間ではあまり評判の良くない『』や『』も僕は割と好きなんですよ。 個人的には「中国軍とが戦うという設定を変えたこと」と、もう一つはラストで各国の潜水艦が登場するシーンが気になりました。 無難な決着の付け方で、悪くはないんだけれど今いちに欠けるというか、モヤッとする終わり方なんですよね。 原作がまだ完結していないので、独自のラストを考えなきゃいけない難しさはあったと思うんですが…。 ただ、過去から現在に至るまで 「が(架空とはいえ)他の国の軍とガチで戦う映画」はほとんど存在しないので、そういう意味では価値があるんじゃないかと思いました。 ツッコミどころは多いですけど(笑)。

次の

空母いぶき : 作品情報

空母 いぶき

もくじ• 評価:20点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 公開前から論争を呼んでいた作品『空母いぶき』がついに公開されました。 かわぐちかいじの同名漫画原作の本作は、予告編からもわかる通り、竹島問題の領有権を巡った作品であり、登場する敵国の名前は違えども、炎上は免れない内容となっていました。 そして、公開直前に佐藤浩市演じる総理大臣は安倍晋三を揶揄したとか云々で炎上してしまいました こういうエピソードはブンブンあまり興味ないので調べてください。 ただ、この作品が面白いところは、一見東宝の大作映画に見えるのですが、実は今イケイケドンドンな映画会社 キノフィルムズが製作しているところです。 そんなキノフィルムズの一大プロジェクトがこの『空母いぶき』だったのです。 「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじ原作のベストセラーコミック「空母いぶき」を、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で実写映画化。 国籍不明の軍事勢力から攻撃を受ける中、それぞれの立場で国民の命と平和を守るため奔走する者たちの姿を描く。 世界が再び「空母の時代」に突入した20XX年。 日本の最南端沖で国籍不明の軍事勢力が領土の一部を占拠し、海上保安庁の隊員を拘束する事態が発生。 未曾有の緊張感に包まれる中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とした護衛艦群を現場に派遣するが……。 西島が、航空自衛隊のパイロットとしての実績を買われていぶき艦長に抜擢された秋津竜太、佐々木が、海上自衛隊の生え抜きながら副長に甘んじる新波歳也を演じる。 監督は「沈まぬ太陽」「ホワイトアウト」などの大作を手がけてきた若松節朗。 脚本は「機動警察パトレイバー」の伊藤和典と「亡国のイージス」の長谷川康夫。 「ローレライ」「亡国のイージス」などで知られる作家の福井晴敏が企画に携わっている。 いや、プロパガンダ映画でも映画として面白い作品はたくさんある 『戦艦ポチョムキン』とか『怒りのキューバ』とか。 しかしながら、本作で主張される政治的メッセージの過激さに完全に胃もたれしてしまいました。 日本勢の前にたちはばかる謎の勢力からの攻撃。 いぶきの乗組員たちは、とにかく敵であっても人命を第一に考える。 ミサイルを撃ってくる確率が非常に高いのに、相手の生存確率のことばかり考えています。 そして、敵機を撃墜したら直ぐさま、敵の生存確認を行う。 ハリウッドの戦争映画ではなかなか見かけない程、相手の命を考える斬新な設定となっている。 それ自体は、『空母いぶき』の魅力の一つであり、日本の時代劇を観ているかのような一撃必殺の面白さを引き出そうとしているのだなと分かる。 問題は、そこに付随する余計なサブストーリーだ。 この作品では、多角的視点を描こうと、戦場にいる者 いぶきの乗組員 、戦場に居合わせた者 ジャーナリスト 、戦場を岡目八目駒として動かす内閣、そして一般人 コンビニ店員 の4視点が交互に描かれる仕組みとなっている。 しかしながら、これが妙に歯切れが悪い。 内閣サイドの物語は、『』で魅せた非常事態における日本の鈍重さへの揶揄を意識したような演出となっており、何もできずただ指を咥えながら総理の前で物事が展開していく。 ただ、これが本当に虚無で、毎回「敵機が撃ってきましたよ、反撃しましょう。 」「うっうん、、、」みたいなやり取りを角度入れ替えて撮っただけのようなシーンが続くのです。 別に有事によって総理大臣が成長するわけでも、極限状態をチームワーク駆使して乗り切るわけでもなく、ただ会議室でじっと辛酸を舐めているうちに物語は終わってしまうのです。 事件は会議室で起きているわけじゃないが、あまりにも退屈だ。 それに輪をかけて、コンビニオーナーの苦悩話が入るのだが、これが伏線のためのエピソードとはいえ、あまりにも中身がない。 別にクリスマスの日に徹夜で仕事するオーナーから社会問題を斬り込むのは目的ではないでしょうと言いたい。 そして、一番重要な「いぶき」にたまたま乗り合わせたジャーナリストの話があるのだが、これが今まで散々リアルさを追求してきた作劇だったのに、それを壊してしまう作りとなっています。 顕著なのは、会社と連絡する特殊な電話機。 ジャーナリストは現場で起きている状況をリークするために電話機を使用し、それによって「いぶき」の職員に機材を没収されてしまう。 通常であれば、そんな問題を起こしたジャーナリストには、監視員がつくと思うのですが、それがない。 ただ外の爆撃をのほほんと聞いているだけなのだ。 しかも、その電話機は返却される。 確かに、乗組員の中には協力的な人もいるでしょう。 しかし、だからと言ってビデオカメラ持って白昼堂々、現場で起こる問題を撮影し、他の乗組員が何も言わないのは変だ。 セキュリティがガバガバ過ぎます。 100歩譲って、「いぶき」の乗組員が一丸となって、ジャーナリストの報道を支持したとしよう。 だとしたら、そういう描写を入れる必要があることでしょう。 そして、これは実際に映画館で確認していただきたいのですが、ブラック企業にありがちな精神論、胸熱展開でゴリ押して、あまりにも御都合主義理想的過ぎるクライマックスへと収斂していくところで、完全にNot For Me だと思いました。 もちろん、計器だけを観て、魚雷を倒していく戦艦映画的面白さもあるのですが、とにかく胸焼けで頭が痛くなりました。 残念ながら、今年ワースト候補です。

次の

映画『空母いぶき』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ

空母 いぶき

20XX年10月の酷い嵐に見舞われたある日、国籍不明の船団と船員が遭難者のふりをして日本の領土に上陸してしまう事件が発生してしまいます。 日本の領土に上陸した工作員は、「ここは自国の領土である」と宣言。 さらに、日本に向かい発砲を繰り返し......。 結果として、日本は船団に折れる形で事態を収拾します。 そこで内閣総理大臣の垂水慶一郎は、日本領土を守るために新型護衛艦「いぶき」の就役と、その艦隊を旗船とし、新護衛隊群の創設することを組み込んだ「ペガサス計画」を発表します。 1年の月日が経ち、空母「いぶき」が完成。 そして、「いぶき」の艦長には元・エースパイロットの秋津竜太が、副艦長には海上自衛隊所属の自衛官・新波歳也が務めることが決まりました。 そしてさらに年月が経ったある日、国籍不明の船団が再び日本へやってきます。 対応に迫られる空母「いぶき」と政府。 そして、その様子を国民に伝えようとするジャーナリストたちと一般市民たち。 危機的状況に陥る日本国民の姿を描かれます。 映画では、24時間の出来事にまとめて脚色されるそうです。 佐々木蔵之介演じる新波歳也は空母いぶきの副官。 艦長決定時には秋津と共に候補へ挙がるものの、新波は副長と航海長へ就任します。 同じ自衛官でありながら思想は秋津とは大きく異なります。 原作での「自分が乗る艦で誰も海で死なせたくない」という発言から分かるように、攻撃的とも言える秋津とは正反対。 しかし一方で、懸命に艦長としての務めを果たそうとする秋津を信頼をしているのです。 秋津と新波との関係性が、この作品が持つ大きなテーマのひとつでしょう。 映画公開となる2019年現在で西島秀俊は48歳、対して佐々木蔵之介が51歳です。 年下である秋津に従いながらも客観的な視点を持ち合わせる新波を演じるのに、佐々木蔵之介の実年齢はぴったりと言えます。 本田翼が演じるのはネットニュースの記者である本多裕子。 このキャラクターは原作に登場しない、映画オリジナルのキャラクターです。 空母いぶきへ乗り込む、という原作にないストーリーを担っており、映画の展開を左右する重要な人物になりそうです。 映画には登場しない原作の重要なキャラクターの一人に一ノ瀬一という新聞記者がいます。 一ノ瀬は報道には追従か批判しか存在しない、とする筋の通ったジャーナリスト。 おそらく本多裕子という映画オリジナルキャラクターが一ノ瀬のキャラクターを踏襲すると想像できます。 本田翼は映画やドラマで大活躍し、人気の衰えを知らない女優の一人です。 メインキャストがほとんど男性という中で、まさに紅一点となる本田に期待ができます。

次の