ヒト 科 ヒト 属。 分類ってなに?ー「界・門・綱・目・科・属・種」の話ー

人類の進化

ヒト 科 ヒト 属

ドメイン( domain):現在最も高い階級。 真核生物・細菌・古細菌の3界説が有力か• 界( kingdom):動物界・植物界など6界説が有力か• 綱( Class):哺乳綱・両生綱・爬虫綱など• 目( order):サル目・有隣目・単孔目など• 科( family):イネ科・キク科・ヒト科・オナガザル科など• 属( genus):イネ属・キンバラ属・ヒト属・イヌ属など• 種( species):普段使われている呼称。 200万種以上があり実際は何倍も多いと推定 注)更に細分化して分類していくと群、亜、族など上記よりも多くの分類階級があります。 ヒトの分類 例えば我々ヒトの分類はどうなっているのか見てみましょう。 ドメイン:真核生物 Eukaryote• 界:動物界 Animalia• 門:脊索動物門 Chordata• 綱:哺乳綱 Mammalia• 目:霊長目 Primate• 科:ヒト科 Hominoidea• 属:ヒト属 Homo• 種:ヒト H. sapiens 種というのは普段私たちが使っているその生き物の名前です。 ですからヒトの種名はヒトです。 種のひとつ上、 ヒト属はどうなっているかと調べると ジャワ原人や 北京原人などの原人や ネアンデルタール人などの旧人類がいます。 さらにひとつ上の ヒト科を見てみると オランウータンがヒト科で ゴリラが ヒト亜科、 チンパンジーは ヒト族となっています。 さらにさらにひとつ上の 霊長目になると お猿さんたち全体になり、上に行けば行くほど我々の仲間が増えていきます。 更に中学程度の生物知識を勉強しなおしてみると人生が豊かになるかもです。

次の

ヒト科とは

ヒト 科 ヒト 属

図2-1 1871年にイギリスの雑誌に載ったダーウィンをからかった漫画。 チンパンジーのからだにダーウィンの顔をつけたもの。 「種」は「たね」ではなく「しゅ」と読みます。 生物はすべてどれかの種に属します。 ヒトは、肌の色が違っていてもみんな「ヒト」という種に属しますし、イヌは小さなチワワも大きなセントバーナードもみんな「イヌ」という種に属します。 ダーウィンの時代のイギリスでは、人々はキリスト教を信じていましたが、当時のキリスト教では、種は神様が作られたものであり、変化しないと教えられていました。 イヌは家畜ですから、ヒトが品種改良したためにいろいろなものがいるのだということは当時の人たちも分かっていましたが、野生の動植物の種は神様が作られたときのままであると考えられていたのです。 ところが、ダーウィンはビーグル号という船に乗って世界中をまわって各地の動植物を観察した結果、種が変わらないという考えでは、多くの事実が説明できないことに気がつきました。 彼はビーグル号で航海を続けているあいだに、それぞれの土地にいる生物が少しずつ違った種に変わっていくことに気づいたのです。 例えば、東太平洋の赤道下にあるガラパゴス諸島はたくさんの島から成り立っていますが、それぞれの島にいるフィンチという名前のアトリの仲間の鳥は、その姿形が島ごとに違っていたのでした。 航海からイギリスに戻ったダーウィンは、この発見についていろいろと考えたあげく、次のような結論にたどり着きました。 「これらの違った種類のフィンチは、 最初にいた祖先フィンチがそれぞれの島に分布を広げ、 島ごとに独自に進化したものである」 その後、彼はさらに考えを進めて、ある重大なことを思いつきます。 「あらゆる生物は1つの祖先から進化したものである」 ダーウィンは、この思いつきを20年ほどのあいだ発表しませんでした。 なぜなら、当時のキリスト教の教えに反する内容だったために、世間から批判されることを恐れたのです。 20年経ってやっと発表したのが、『種の起源』です。 ダーウィンは、この本のなかではヒトの進化について触れていませんが、種が進化するという主張は当然ヒトも進化によって生まれたことを意味するわけですから、たくさんの批判をあびました。 冒頭の絵(図2-1)は、当時の雑誌に載った風刺漫画で、「ダーウィンが、ヒトはチンパンジーから進化したと主張している」とからかったものです。 ダーウィン自身は、ヒトがチンパンジーから進化したと述べたことはありません。 彼の主張はあくまでも、「ヒトとチンパンジーが同じ祖先から進化した」ということなのです。 ですから、その祖先からヒトが進化したのと同じように、チンパンジーも進化したということなのです。 彼は、さらに大切なことを言っています。 「一つの動物が他の動物よりも高等だとするのは不合理である」 共通の祖先から見たら、みんな同じように進化したのであり、進化の仕方がそれぞれで違っているだけなのですから。 「ヒトはアフリカで進化したのであり、 今でも同じアフリカで生きている チンパンジーやゴリラと同じ祖先から進化した」 20世紀に入るとこのような進化論は、世間に少しずつ受け入れられるようになりましたが、それでもまだ、ヒトと類人猿とのあいだの共通祖先はなるべく遠くに置きたいという心理が当時の人々には働いたようです。 冒頭の漫画(図2-1)からも分かるように、ヒトがチンパンジーに近い親戚だということを受け入れるには、かなりの抵抗があったようです。 進化論はしぶしぶ認めざるを得ないとしても、類人猿はなるべく遠い祖先にしておきたいということです。 ヒトと類人猿の関係についての従来の系統樹(左側)とそれを書き改めた分子系統樹(右側)。 連載第1回の図1-1 と同じ。 かつては、アフリカのチンパンジーとゴリラは、アジアのオランウータンと同じオランウータン科に分類され、ヒトだけがヒト科という独自のものであるとされたのです(上図の左側の「従来の系統樹」/第1回の図1-1)。 つまり、ヒトがチンパンジー、ゴリラ、オランウータンなどの類人猿と同じ祖先から進化したことは認めるけれども、共通の祖先が生きていたのは今から2,000万年以上も前のことであるとされたのです。 その後、類人猿の祖先はチンパンジー、ゴリラ、オランウータンなどに進化したのに対して、ヒトの祖先は長いあいだに独自の進化をしてきたと、割と最近まで考えられてきたでした。 ヒトの親戚には、チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、それにテナガザルなどの類人猿と呼ばれるものがいますが、それらのあいだの進化は、現在では下図(図2-2)のようであったことが分かっています。 このような、種のあいだの親戚関係を表わす図を「系統樹」、あるいは「生命の樹」と呼びます。 図2-2 ヒトと類人猿の系統樹(ヒト上科)。 この図を見ると、ヒトに一番近い親戚は類人猿のなかでも特にチンパンジーだとわかります。 チンパンジーの仲間はみんなアフリカに住んでいますが、普通のチンパンジー(ナミチンパンジー)のほかに、少しやせ型のボノボがいます。 ボノボはかつてピグミーチンパンジーと呼ばれていました。 ですからゴリラは、ヒトにとってはチンパンジーよりも少し遠い祖先です。 さあ、どんどん時間をさかのぼっていきましょう。 これはヒト、チンパンジー、ゴリラ、それにオランウータンの共通祖先で、およそ1,700万年前にいました。 オランウータンは、ヒトから見るとチンパンジー、ゴリラよりも遠い親戚だということになります。 およそ2,000万年前に生きていたと考えられます。 図2-2の系統樹を見ると、チンパンジー、ゴリラ、それにオランウータンをオランウータン科に、ヒトだけをヒト科にしていた昔の分類(第1回目:図1-1の左側の系統樹)は、進化の歴史を正確に反映していない、ヒト中心の偏った見方に基づいていたことに気がつきます。 しかし、1990年代に入るまではヒトとチンパンジー(とボノボ)、ゴリラの3者の関係は分子系統学でははっきりしませんでした。 まだ、ヒト中心の見方が残り、多くの研究者はチンパンジーとゴリラが近いと考えていたのでした。 もう1つの理由は、チンパンジーとゴリラに共通したナックル歩行という独特の歩き方がありました。 これはチンパンジーとゴリラの歩き方(下の写真)や図2-3のボノボの写真で見られるもので、手の人差し指、中指、薬指の3本の指の外側を地面につけて歩く方法です。 ヒトは、このような歩き方をしませんし、オランウータンもふつうはしません。 図2-3 ボノボのナックル歩行。 また歯のエナメル質は、ヒトとオランウータンでは厚いのに対して、チンパンジーとゴリラでは薄くなっています。 このような理由から、チンパンジー(それにボノボ)とゴリラがお互いに近い親戚であると考えられてきたのです。 しかしながら、1990年代になってから、分子系統学は、そのような考えは間違いであり、チンパンジーとボノボがヒトに近い親戚であって、ゴリラはそれよりも遠い親戚であることをはっきりと示したのです。 それではなぜ歯のエナメル質がチンパンジーとゴリラで共通して薄くなったのでしょうか? 本当の理由はよく分かりませんが、このような特徴は何を食べるかによって簡単に変わるものと考えられます。 またチンパンジーとゴリラがナックル歩行をしているということは、ヒトの祖先もそのような歩き方をしていた可能性を示唆します。 ゴリラの写真から分かるように、ナックル歩行は4本足で歩きながら、手(前足)でモノを運ぶのに便利なものです。 また図2-4にあるマントヒヒの手のひらをぺたぺた地面につける歩き方と比べると、ナックル歩行ははるかに上体を起こしたもので、直立2足歩行に近い歩き方であるとも言えます。 図2-4 マントヒヒの歩行。 ヒトは「ホモ属」に分類されますが、現在地球上に生きているホモ属は現代人だけです。 生物種を表わす正式の名前のことを「学名」と呼びますが、これはラテン語で書かれます。 現代人の学名はホモ・サピエンスで、ホモが属、サピエンスが種を表わします。 化石人類のなかで、ネアンデルタール人や原人(ホモ・エレクトス)などがホモ属です。 チンパンジーとボノボは同じ「パン属」に入ります。 属よりも大きな単位が「科」です。 ヒト、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンは「ヒト科」ですが、それらよりも小型のテナガザルの仲間はテナガザル科に分類されます。 科よりも大きな単位が目(もく)ですが、科と目のあいだに上科(じょうか)があります。 ヒト科とテナガザル科をあわせてヒト上科と呼びます。 図2-1はヒト上科の系統樹です。 もちろん昔に生きていた化石はそれを知る手掛かりを与えてくれますが、必ずしも見つかっている化石が共通の祖先であるということにはなりません。 長い生物進化のあいだには、子孫を残さないで絶滅してしまったものがたくさんいますから、見つかった化石も子孫を残さなかったかもしれないからです。 その祖先から600万年のあいだにヒトが進化したように、チンパンジーも同じ600万年をかけて進化したのですから。 実際にそのあとで分かれたボノボとチンパンジーもかたちだけでなく、生活のしかたもずいぶんと違うのです。 ヒトの祖先だと思われる化石はかなり古くまでさかのぼれるのですが、チンパンジーの祖先と思われる化石がなかなか見つかりません。 そのために、ヒトとチンパンジーの共通祖先がどのようなものであったかが、よく分からないのが現実です。 この連載の旅で見ていくように、進化はある方向を目指して一直線に進むものではありません。 共通祖先から分かれたあとで、最後にヒトになった系統は現在のヒトを目指して進化したわけではなく、いろいろな方向への進化を試みてきたものでしょう。 進化はまっすぐな道を突っ走るというよりは、ジグザグの道を歩くような感じで進んできたと思われます。 同じようにチンパンジーの系統も直線的に進化してきたものではないはずです。 化石を研究している人たちは、700万年前くらいの化石のなかでヒトと同じように直立2足歩行していた化石類人猿をチンパンジーと分かれたあとのヒトの祖先だと考えています。 分子系統学から導かれた年代も間違いを含んでいることもあります。 いろいろな証拠を取り入れながら真実に迫るのが科学のやり方ですから、間違いがあったらすなおに認めなければなりません。 ただし、この問題に関して僕は別の可能性もあり得るのではないかと考えています。 化石学者がヒトの祖先だと考えている化石の一部は、ひょっとするとヒトとチンパンジーの共通の祖先であったかもしれないということです。 直立2足歩行という点ではヒトに似た特徴をもった祖先から、現在のチンパンジーやボノボが進化したという可能性はありえないことではありません。

次の

生物の分類階級を覚えよう

ヒト 科 ヒト 属

主なヒト属の時代・大陸分布図 ヒト属あるいは ホモ属 Homo は、霊長目()ののひとつ。 のうち、が大きく増大進化したグループであり、現代人()の属すると、ホモ・サピエンスにつながる種を含む。 約2万数千年前にしたを最後に、ホモ・サピエンス以外の全ての種は既に絶滅しているとされる。 ただし、の研究によると、が約1万2000年前まで生存していたことを示している。 しかしながら、約1万7000年前など、異なる年代を示す説もある。 "" はで「人」を意味する語である。 分類 [ ] ヒト属 Homo• (ジャワ原人)• (北京原人)• (ホモ・エレクトス・マウリタニクス)• (元謀原人)• ソロ人• (フローレス人) (諸説あり)• (諸説あり)• (ドマニシ原人)• 旧型ホモ・サピエンス• (ハイデルベルグ人)• (ネアンデルタール人)• 不確定な種• デニソワ人• ダリ人 大茘人• クァゼフ人• 澎湖人• (ヘルト人)• (現代人、現生人類) 脚注 [ ].

次の