五等分の花嫁ヤンデレss。 【五等分の花嫁】一花がヤンデレ化しそうな件

とある五つ子の(非)日常

五等分の花嫁ヤンデレss

五等分の花嫁 『 五等分の花嫁』( ごとうぶんのはなよめ)は、 春場ねぎによる日本の 少年漫画。 『 週刊少年マガジン』2017年8号に読み切りとして掲載。 後に読者アンケートの結果を受け、『 週刊少年マガジン』にて2017年36・37合併号より連載開始[2]。 1人の男子高校生が五つ子の女子高生の家庭教師を務めるというラブコメディで[3]、五つ子のうちの1人との結婚を控えた主人公が高校時代を回想する形で描かれる。 単行本の累計発行部数は2019年1月時点で200万部を突破している[4]。 結婚式当日、式場の部屋で微睡んでいた新郎の上杉風太郎は妻と初めて出会ったときを思い出す。 当時、高校2年生の 風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。 ある日、風太郎は中野五月という転校生と知り合い、勉強を教えるよう乞われる。 しかし風太郎はこれを断り、さらに放った一言が彼女の怒りを買ってしまう。 その直後、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。 風太郎の仕事は、五月を含む五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。 落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四女・ 四葉に加え、三女・ 三玖と長女・ 一花の信頼を勝ち取ることに成功する。 だが、次女・ 二乃と五女・ 五月の協力は得られないまま、風太郎が家庭教師に就いて初となる中間試験を迎える。 テストの結果は前回より上昇していたものの、赤点は避けられなかったため、家庭教師を続ける条件として5人全員が赤点を回避することを課されていた風太郎は、5人にアドバイスを残し去ろうとする。 しかし、それまでは非協力的だった二乃が風太郎を庇って嘘の報告を父親にしたことで、ひとまず家庭教師を続けられることになる。

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五等分の花嫁 (ごとうぶんのはなよめ)とは【ピクシブ百科事典】

五等分の花嫁ヤンデレss

五等分の花嫁 『 五等分の花嫁』( ごとうぶんのはなよめ)は、 春場ねぎによる日本の 少年漫画。 『 週刊少年マガジン』2017年8号に読み切りとして掲載。 後に読者アンケートの結果を受け、『 週刊少年マガジン』にて2017年36・37合併号より連載開始[2]。 1人の男子高校生が五つ子の女子高生の家庭教師を務めるというラブコメディで[3]、五つ子のうちの1人との結婚を控えた主人公が高校時代を回想する形で描かれる。 単行本の累計発行部数は2019年1月時点で200万部を突破している[4]。 結婚式当日、式場の部屋で微睡んでいた新郎の上杉風太郎は妻と初めて出会ったときを思い出す。 当時、高校2年生の 風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。 ある日、風太郎は中野五月という転校生と知り合い、勉強を教えるよう乞われる。 しかし風太郎はこれを断り、さらに放った一言が彼女の怒りを買ってしまう。 その直後、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。 風太郎の仕事は、五月を含む五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。 落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四女・ 四葉に加え、三女・ 三玖と長女・ 一花の信頼を勝ち取ることに成功する。 だが、次女・ 二乃と五女・ 五月の協力は得られないまま、風太郎が家庭教師に就いて初となる中間試験を迎える。 テストの結果は前回より上昇していたものの、赤点は避けられなかったため、家庭教師を続ける条件として5人全員が赤点を回避することを課されていた風太郎は、5人にアドバイスを残し去ろうとする。 しかし、それまでは非協力的だった二乃が風太郎を庇って嘘の報告を父親にしたことで、ひとまず家庭教師を続けられることになる。

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三玖「フータロー……どう、かな? 気持ちいい?」【五等分の花嫁ss/アニメss】

五等分の花嫁ヤンデレss

「あ、上杉さん。 ここでしたか」 「お、おお。 か」 珍しくバイトも家庭教師の予定も入っていない一日だったので、一人学校の図書室にこもって勉強していた。 ここ最近、自分のためだけに使える時間がぐっと減っていたので、こういう機会は無駄に出来ない。 また、勉学に精を出している間は、思考を一点のみに集中できるのでありがたかった。 私事だが、近頃は色々なことに巻き込まれ過ぎて、頭がパンク寸前なのだ。 そんな最中の来客は、はっきり言ってしまえば望ましいものではなかった。 しかし、ここに来るからにはその目的は読書か勉学なので、文句を言うわけにもいかない。 「隣、良いですか?」 「なんだ、今日は家庭教師の日じゃないけど」 「個人的に教えてもらいたいことがあって。 先生に聞いても良く分からなかったので、困ったときの上杉さん頼みです」 「……なら、仕方ない」 「この数学の問題なんですが」 「ぶほっ!」 「上杉さん?!」 「……気にするな。 続けてくれ」 ノートを広げた先に待っていたのは、ちょっと前にとある生徒からも質問を受けた問い。 説明用の作図のあとで意識を失ったのは、まだ記憶に新しい。 それと同時に、非常に生々しい情事の記憶も呼び覚まされてしまって、ばれないように前かがみになった。 「点Hの扱いが全然分からなくて。 ここの曲線と点Hの関係が大事なのはぼやーっと理解できるんですけど、でもそうすると、H以外のことが考えられなくなって困るんです」 「分かった。 一回黙ってくれ」 「へ?」 「いや、教えるモードに入るから。 それまで静かに」 おちょくっているのかこいつは。 連呼しやがって。 まさか二乃や三玖が喋ったなんてことはないと思うけれど、それでも気になるものは気になるのだ。 こちらの反応を見て遊んでいるのではあるまいな。 ただでさえ同じ顔だからやりづらいのに、絶妙に行為を連想させるワードを叩き込まないで欲しいものだ。 こんな時間から悶々とさせられてもどうしようもない。 「……よし、ペン出せ。 どこから分からなくなっているのかを確認するためにも、解答の過程を一から追いかけるぞ」 無心だ無心。 直接関係のない相手にムキになっても意味がない。 とにかく落ち着いて教えて、もう一度自分だけの穏やかな時間を確保しよう。 スムーズにこなすことが、ゆくゆくは俺のためになる。 …………けれど。 「上杉さん、この式はどうして出てくるんでしたっけ?」 「あー、えっと、それはだな……。 やべ、途中式抜けてる……」 「お疲れでした?」 「いや、待ってくれ。 まだギアが上がってないだけだから。 ここから本調子に戻す」 なかなかどうして上手く行かない。 いや、原因は間違いなく分かっているのだけれど、それを認めてしまうことがどうにも恥ずかしく思えて、踏ん切りがつけられないのだ。 俺は同世代の男子とは違って、性欲なんかに支配されるようなな人間じゃない。 それを誇りのように思ってこの数年勉学に励んできたというのに、結局このザマなどと、どうしてもプライドが許さないのだ。 これまでは、あらゆる欲を理性で制御してきたつもりだった。 だから今さら、一時の快楽に流されるなんてことがあってはならない。 五つ子はこういうところで作用してくるのかと、心の中で悪態を吐く。 性格的には全然違う癖に、まったく同じ体つきだなんて、たちが悪いにもほどがあるだろう。 俺の渋るような返答を聞いたは何かしらの思案を経てから、ぽんっと手を打った。 いかにも、『妙案を思いつきました!』みたいな顔で。 「おい」 「じっとしててくださいねー」 ずずいっと顔を寄せてくる。 端整な顔立ちだなあなんて思っている余裕はなく、脳裏をよぎるのは、この前強引に二乃に唇を奪われた時のこと。 ……え? そんな素振りなんて一切見せてなかったってのに、まさかもなのか……? 「そこまで変わらないので問題はなさそうです」 「…………お前の体温が高いだけだ」 おでこ同士をぴったりくっつけて、熱の計り合いをしているつもりらしい。 正月の時と言い、こいつは他人との距離感の取り方がバグっているとしか思えなかった。 やり方なんて、他にいくらでも選べそうなものなのに。 「じゃあ、体調に異常がないのが判明したところで、続きをしましょうか。 あんまりお時間を取らせてもいけないですし」 「……ああ、さっさと理解してくれ」 どっと気疲れが押し寄せてきて、そのまま肩を落とす。 勘弁してくれよ、ほんと。 しかし、朗らかに笑っているの顔を見るとどうにも毒気を抜かれてしまってダメだった。 ご姉妹の中で一番単純なようでいて、実のところ最も良く分からないのがこいつかもしれない。 その後二十分くらいの悪戦苦闘の末、なんとかから「納得しました」との言葉を引き出すことに成功した。 お辞儀をした後で元気よく走り去っていく彼女の後姿を脱力しながら眺めた後で、俺もようやく自分自身のテキストを開き直す。 気を抜いていると、また思い出してしまいそうだ。 そこから二時間程度鉛筆をノートに走らせて、外が暗くなったのを理由に帰宅を決めた。 重たくなった肩をぐるぐる回すと、関節がばきぼきと嫌な音を奏でた。 ここでふと、俺にしてはかなり珍しいことに、ケータイを見てみることにした。 もしかしたら、らいはにお使いの催促をされている可能性がある。 「……おっと」 即座に『見なかったことにする』という選択肢が浮かんできたが、それは否定。 今の俺が置かれている立場上、下手な手は打てなかった。 『六時に校門で』とのメール。 送り主は三玖。 現在時刻は六時半なので、間違いなく遅刻していることになる。 「…………」 冷や汗がつーっと背中を流れた。 この前の一件は三玖に協力を仰ぐことによって、一応のところは穏便に片付いた。 ……いや、三玖からは一ミリも穏やかじゃないお願いをされたけど。 別に、脅しをかけられたわけではない。 ……が、無視していいわけもないだろう。 あれをバラされてしまうと、俺が半年と少しの期間をかけて積み上げた信用がパァだ。 たとえ実情が『薬を使った二乃に襲われた』ってことでも、姉妹間にかなり大きな亀裂が入りかねないのは事実。 とにかく、行くだけ行ってみよう。 待っていればそこで謝れるし、いなかったら電話をかければいい。 俺がケータイに触らない人間だというのは三玖も知っているので、きちんと説明すれば温情をかけてもらうことも可能だろう。 そんなわけで、ガラにもなく駆け足で図書室を出る。 たらたら歩いて近寄って来られても説得力に欠けるだろうから、こういうポーズをとることも大切だ。 元から体力はスカスカだから、階段の上り下りで息はきちんと上がってくれるだろう。 あれこれと策略を巡らせながら、薄暗い昇降口で上靴を履き替える。 照明くらいつけてくれよと思ったが、節約を掲げられては言い返す口がない。 自分の靴箱をなかなか探し当てられずに慌てる。 こういう時はかえってゆっくり動いた方が上手く行くものだが、猶予も余裕も持っていない身なので、そんな楽な構えではいられなかった。 この間にも言い訳を複数パターン考えて万一に備える必要があったし、そもそも三玖がまだ待っている確証もない。 下手をしたら、あいつらの家を訪ねる必要性も生まれ得る。 今、どうしてもそれだけは避けたかった。 流石に現場に戻って平静を装い続けられる自信はなく、光速で馬脚を露すのが目に見えている。 二乃とはあれっきりまともな会話もなく、ただジトジトした視線を向けられるだけになってしまっているし、とにもかくにもあの家はまずいのだ。 急げ急げと指差しで下駄箱をなぞって、可能な限り早くオーダーを達成しようとするも、やっぱり靴は見つからなかった。 列を間違えているのではとも考えたが、どうやらその線は薄そうだし。 「うおっ!」 肩を落としていると、横合いから網膜を焼かんばかりの光が襲ってきた。 ぴかぴかと俺を照らす光源は良く見ればのようで、誰がこんな悪戯を……とそいつの腕を引っ掴む。 下手人は男だろうと想像していたのに、手首は思いのほか細かった。 突然の明暗変化に視力が付いてこれていないので顔は分からないが、もしかして女子か、こいつ。 「なにすん……おい?」 思考に意識を削がれて気を抜いていると、今度は逆に俺の体が引っ張られた。 突然のことなので踏ん張りがきかず、そのまま引きずられるように昇降口の端の方まで連れて行かれる。 そこでどうにか足を止めると、ようやく犯人様の顔が拝めた。 「逃げないようにって靴を隠しておいたんだけど、普通に遅刻しただけなんだね」 「…………」 「静かにしてね、フータロー。 ここ、先生も来るから」 「……三玖」 俺の鎖骨あたりから感じる妙に硬い感触は、きっと三玖のトレードマークであるヘッドフォンなのだろう。 それよりもまず問題なのが、なぜヘッドフォンがぶつかるくらいまでこいつが密着してきているのかということだ。 もちろん、そんな具合なので、胸やら足やらもくっついている。 感触は数日前のものと酷似していて、やっぱりこいつらは五つ子なんだなと思い知らされた……のは良いものの。 「おい」 「……すん」 「三玖」 「……すんすん」 「なぜ嗅ぐ」 当の三玖本人は俺の首あたりに顔をうずめて、ただ深呼吸を繰り返すだけ。 それも、どう考えたって匂いを嗅いでいるとしか思えない仕草で。 こんな調子なので、会話もままならない。 まともな返事をしてくれない三玖に根気強く問いかけ続け五分程度経ってから、ようやく彼女は俺に取り合ってくれた。 「この前約束したでしょ?」 「……この前とは?」 「フータローが二乃とイチャイチャしてた時」 「別にイチャイチャは……」 「じゃあ、二乃と何度もHしてた時」 「…………」 それに関しては否定できる手札を持っていないので黙るしかない。 ぶっちゃけなんの間違いも存在しないただの事実だし。 「私がなんて言ったか覚えてるよね?」 「……私ともしてって」 「そう。 伝えたからにはフータローから言い出してくれるんだろうなーと思ってたのに、いつまで経っても知らんぷりなんだもん」 「ジョークの可能性もあるだろ……ちょっとは」 「ジョークに初めてを賭ける女の子なんていない」 「…………」 いきなりの処女宣言に怯む。 ……ま、まあ、この歳ならなんら不思議なことではないし、俺だってちょっと前まで童貞だったわけだけど。 しかし、どんな論法を使えば『私ともしろ』に繋がるのか毛頭分からない。 そこは姉妹に先を越されたくなかった……みたいな、俺には理解しようもない感情でも絡んでいるのだろうか。 「二人っきりになれる時間も場所も全然見つからなくて、だからこそ、フータローは私のために今日一日をフリーにしてくれたのかと思ったのに」 「……だからメールを?」 「そう。 こうなったらこっちから行こうって」 外から生徒の声がして、咄嗟に二人で近くの自販機の影に体を隠す。 柱と筐体とが上手く密集していて、この暗がりならじっとしている限り見つかることはなさそうだ。 ……いや、そもそもなんで俺が隠れなきゃならんのだとは思うけど、三玖の三玖らしからぬ俊敏な動きに釣られてしまった。 尻もちをついた俺の上に覆いかぶさるような姿勢をとった三玖は、どうにも先ほどから呼吸の調子がおかしい。 浅く早く、矢継ぎ早に酸素の入れ替えを行っている。 「なんだお前、体調でも悪いんじゃないのか?」 「ううん、違うよ」 「にしたっておかしいだろ。 どこか体壊して……」 と、ここで俺は一つの大きな違和感に気付く。 こちらに三玖が体重を預けてきているのでそのたわわに実った二つの果実の感触がダイレクトに 伝わってくるのは当たり前と言われれば当たり前なのだが、それにしたってどうにも様子がおかしいように思えるのだ。 こんなのは一切自慢できることじゃないが、五つ子全員羞恥心の概念がガバガバなので、そのやたらとデカい胸を押し付けられたことはこれまでにも多々あった。 なんならちょっと前には布一枚噛ませることなくダイレクトに触る羽目になったりもした。 ……で、その経験から鑑みて、今の状況はどうにも……。 「気づいた? フータローにしては察しが良い」 「正気かお前。 母親が草葉の陰で号泣してるぞ絶対」 「……これくらいで驚いてると、後から腰を抜かすことになるかも」 ものすごく悪い予感に体中が警報を鳴らし始める。 どう考えても支えなしで生活できるような生半可なサイズじゃないのに。 これまで何度も感じていたワイヤーの硬さがまるでない。 「待て待て待て! お前まさかここでするつもりじゃないだろうな?!」 「……? じゃあ他にどこでするの? フータローのおうち?」 「それは流石に勘弁だが……。 いや、そうじゃなくてももっと……」 「でも、フータローもそういう気分になってるじゃん」 「……それは生理現象で」 「もしかして、自分で脱がせたかった?」 「そんな意図は一切ない」 「でもフータロー、これくらいしないと私のこと意識してくれなさそうだったし」 「意識ってなんだよ意識って」 「二乃と何があったかは知らないけどね、一番最初は私なんだよ?」 「もったいぶらずに結論を言え」 「フータローのこと一番最初に好きになったのは、私なんだよ?」 「…………」 閉口。 二乃の告白を受けた時もそうだったが、これに対してどんな返事をするのが正解なのかがさっぱり分からない。 それにしたって、順序ってものがあるだろう。 あの二乃でさえ、一応は告白した後で迫ってきたのだ。 それをこいつは蔑ろにしているせいで、もう全てがしっちゃかめっちゃかだ。 脳の処理が追いついてくれなくてくらくらする。 「フータローはさ、二乃と付き合ってるの?」 「断じて違う……」 「じゃあ、なんでしてたの?」 「襲われたんだよ」 「でも、お風呂では自分ようとしてたように見えた。 見間違いかな?」 「……おう」 「嘘が下手」 瞬時に欺瞞を見抜かれて、床に押し倒された。 閉所にいるせいで反撃しようにも力が入らない上に、もしかしたら怪我をさせる可能性を思ってしまって、動くに動けない。 「フータロー、二乃とキスは済ませた?」 「…………」 「何回?」 「…………二回くらい」 「そっか。 「あ……ぷぁ……」 さすがに苦しさがどうにもならなくて、腕力だけでどうにか三玖を引きはがした。 「フータロー、二乃と私、どっちが上手かった?」 息を整えるための間のあとで、三玖がこれまたどう答えればいいのか困ることを尋ねてくる。 「……分かんねえよそんなの」 「じゃあ、もう一回……」 「……むぐっ」 「……どう、かな? 二乃よりも気持ちいい?」 「……まあ、今のに関しては、多少」 「そっか。 やった」 こちらが一息つく間もなく、三玖に再三唇を奪われる。 要領を理解してきたのか、ちょっと手慣れた感じすらあった。 勉強もこれくらいの速度で飲み込めよと悪態の一つもついてやりたいところだが、血液が頭ではない場所に集まってしまっているせいで上手い台詞が思いつかない。 そしてその後、ようやっと唇を離すと。 「これで三回、だね」 「回数にこだわる意味が分かんねえよ」 「全部二乃より多くもらうの。 そうすれば、私の方が上だから」 「どんな理屈だそれ」 「知らない。 けど、する」 「フータロー、二乃としたこと全部言って。 それ、これから私もするから」 「だからなんでだ」 「私の方が上手だって、フータローの体に教え込むの」 「そうするとどうなるんだよ」 そこで三玖は大きな胸を自信満々に張って、 「私のこと、ちょっとは好きになるでしょ?」 と大言壮語。 「……俺、襲われてるんだけど」 「でも逃げてないじゃん」 「…………」 「フータローに性欲があるのかどうかずっと不安だったけど、意外と正直だったね。 気持ちいいことからは逃げられてないもん」 「…………」 「さっきからずっと……我慢してるんでしょ?」 「…………」 「いいよ。 私に出来ること、全部やってあげるから」 「……やっぱ痴女だお前」 「……む。 それ以上言うとみんなにこの前のことバラすからね」 「今までの台詞、何回練習したんだ?」 「…………」 夜目が効くようになってきたからはっきりわかる。 今、三玖の顔は羞恥で真っ赤に染まっているのだ。 元々口数の多い奴じゃないし、予め色々練ってきたとしか思えない。 「作戦ならもっとちゃんとしたの考えて来い 」 「なんで私はこの状況でお説教されてるの?」 「詰めが甘いからだバカ。 俺に好きって言わせたいなら、それこそこの前の秘密を餌にすりゃいいだろ」 「……それじゃ意味ないもん」 「はあ?」 「……いや、だって、そういうのは心からじゃないとダメだし……」 「お前ら姉妹の恋愛観が分かんねえよ俺は。 心より体のハードルが低いってどういうことだ」 「二乃と同じ体だから、私の体に目新しさなんてないもん」 「えぇ……」 「フータローが二乃の裸を見た時点で、他の四人が裸を見られたも同然なの。 だから、他のところで勝負しなきゃいけないの」 五つ子理論は俺に理解できそうもない。 そこは普通に恥じらうものじゃないのか? 「私の方がフータローのこと好きだって、尽くせるって、教えてあげるんだから……」 「フータローはじっとしてて」 「おい!.... 」 その時、廊下の奥から、ぺたり、ぺたりと足音が響いてきた。 「三玖、止まれ、人だ」 「……や、やだ……」 「見られたらガチで人生終わっちまう……」 「……ここでお預けはやだ……」 嫌なのはそっちの方かよ?!とは言えなかった。 というより、もう音を発するのが危険な距離になっていた。 角度の都合で姿が見えているわけではないけれど、足音の反響具合を考えるとかなり接近していると考えていい。 足音が真横にやって来た。 心臓が大きく跳ね、体が強張る。 足音は、一度俺たちのすぐ近くで止まった。 ここまでかと思ったが、どうにも俺は悪運が強いらしく、そのまま音源は遠くに離れていった ーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーーーーーーー 『完全下校時刻です。 まだ校内にいる生徒の皆さんは、ただちに下校の準備をしてください』 なんて、予めセットされたアナウンスが流れた。 施錠のために職員の巡回が始まったら、もうさっきのようには隠れられない。 「帰るぞ」 「……いけず」 「…………近くに、人の来ない路地がある」 「……………………腰抜けちゃったから、腕組んで」 服を着てから、三玖を抱え起こす。 三玖の歩き方はおかしな内股で、控えめに見ても不審。 誰にも見つかりませんようにと祈りながら、どうにか無傷で学校の敷地内から出た。 そして、家の方向とはまるで関係ない住宅街に足を向ける。 自然に呼吸は早くなって、鼓動は跳ね回った。 ーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーーーーーーー 「じゃ、ここまででいいよ」 「……おう」 「学校ではいつも通りに接してね」 「……またしてくれる?」 「…………その時に考える」 五つ子の家にほど近い道路で、彼女と別れた。 時刻はもう九時を回っている。 夜風に頭を冷やしながら、俺も帰路に着いた。 こんなことがあったというのに謎の余裕が生まれていて、そのせいで、本日二回目となるケータイのチェックなんて行為に及ぶことになった。 ……が、それは大いなる落とし穴で。 『フータロー君、三玖と何してたの?』 一花からの簡素なメール。 それだけで、俺は全てを察してしまった。 あの時通りかかったのは一花で、こちらに気付かなかったのではなく、意図的に見逃したのだと。 「…………勘弁してくれ」 この後の展開に怯えつつ、頭を抱えた。 相変わらず、俺の家庭教師業務の明日は見えてこない。 終 元スレ sspark.

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