婦人科系疾患。 婦人科

大田区の女性医師のいる産科/婦人科がある病院 13件 【病院なび】

婦人科系疾患

II.産婦人科疾患と腹痛 女性の腹痛では、診察医は産婦人科領域の病気がないか常に意識しています。 産婦人科領域の腹痛とは子宮、卵管、卵巣など( 図3) に由来する腹痛で、妊娠関連(子宮外妊娠など)、感染症関連(骨盤内感染症など)、腫瘍関連(卵巣腫瘍破裂など)など原因は様々です。 問診では妊娠・性生 活や月経関連など話しにくい問診をされることもあると思いますが、先にあげた様々な病態に迅速かつ正確にたどりつくために必要な問診ですので、正しい情報 を診察医に伝えることが大切です。 産婦人科関連の腹痛に特有の問診 (1)妊娠の有無に関する問診 妊娠の可能性について診察医から質問された際、「コンドームをつけているから」「ピルを飲んでいるから」などの理由から、「妊娠の可能性はありま せん」と断言される女性患者さんも少なからずいらっしゃいます。 しかし、例え避妊していても妊娠する可能性は十分あるので、性交渉をしていれば「妊娠の可 能性があります」と答えましょう。 問診をもとに妊娠反応検査を行ない、陽性であれば正常妊娠、子宮外妊娠、流産、切迫流産などが考えられます。 (2)性交渉に関する問診 特定のパートナー以外との性交渉歴について聞かれることもあります。 これは、クラミジアや淋菌など性行為によって感染する性行為感染症(骨盤内感 染症)の診断のために必要な問診です。 不特定多数との性交渉がなければ性行為感染症の可能性は下がりますが、特定のパートナーが菌を保有しているとこの病 気に感染することもあります。 (3)月経に関する問診 最終月経、月経周期、月経量などについての質問されます。 月経が遅れている場合の腹痛では正常妊娠、子宮外妊娠、流産の可能性が、中間期であれば排卵痛の可能性が考えられます。 月経中の強い腹痛や月経量の増加、期間の延長は子宮内膜症や子宮筋腫が疑われます。 発症様式 突然の腹痛であれば、破裂(子宮外妊娠の卵管破裂や卵巣腫瘍破裂など)、捻転(卵巣腫瘍茎捻転など)、出血(卵巣出血など)が考えられます。 卵巣 腫瘍の破裂は、運動や性交時に発症することが多く、卵巣腫瘍茎捻転は急激に体位を変えた時に認めることがあるので、何をしている時に腹痛が出現したかを伝 えることも大切です。 数日かけて徐々に痛くなる場合は、骨盤内感染症(性行為感染症)等が疑われます。 腹痛部位と疾患 産婦人科関連の腹痛の多くは下腹部に認めることが多いです。 一方、クラミジアによる骨盤内感染症(性行為感染症)では、炎症が肝臓周囲に及ぶことで右上腹部(右肋骨の下部分)が痛むこともあります。 随伴症状と疾患 性器出血の有無や月経歴が診断の手がかりとなります。 その他、発熱(骨盤内感染症)、吐気・嘔吐(妊娠関連、卵巣茎捻転)も随伴症状として認められます。 腹痛をきたす頻度が高い産婦人科関連疾患 8.子宮外妊娠 受精卵が、子宮内腔以外の場所に着床して発育することを子宮外妊娠と言います。 症状は、妊娠週数、着床部位、中絶(流産)の有無により多彩ですが、放置された場合、破裂や流産により死に至る可能性があるため、妊娠の可能性がある女性 の腹痛では常に注意を要します。 破裂が迫っている場合、破裂している場合、全身状態が悪い場合には緊急手術が必要です。 9.卵巣腫瘍破裂、卵巣腫瘍茎捻転(けいねんてん) 卵巣は比較的腫瘍ができやすい臓器と言われていますが、そのほとんどが良性です。 しかし、良性であっても注意すべき病態が2つあります。 一つは卵巣腫瘍破裂で、もう一つは後述する卵巣腫瘍茎捻転です。 卵巣腫瘍破裂による腹痛は突発性の片側の下腹部痛が典型的で、運動や性交時に発症することが多いようです。 症状が強かったり持続する場合は手術が必要になることもあります。 卵巣腫瘍茎捻転は、卵巣を支えている2本のじん帯がねじれることによって起こります。 症状としては、急激に起こる下腹部の激痛として現れることが 多いようですが、ねじれが急激に起こらず次第にねじれてくる場合には徐々に痛みが増す形となります。 通常は開腹手術による治療が必要となり、捻転を起こし た側の卵巣・卵管を摘出する必要があります。 10.卵巣出血 卵巣出血は、排卵期に卵胞が裂けて出血します。 片側の下腹部痛で痛みの程度は軽いことが多いです。 少量の出血であれば自然に良くなりますが、症状が強い場合や出血量が多い場合は手術により止血と血液除去を行ないます。 11.骨盤内腹膜炎 骨盤内腹膜炎は子宮、卵管やその周囲の組織が炎症を起こしている状態で、クラミジアや淋菌など性行為で感染する菌が原因となることが多いため性行 為感染症の一種と言われています。 不特定多数の人と性交渉歴のある方に数日かけて徐々に進行する下腹部痛や発熱、オリモノ(膿性膣分泌物)の増加を認める とき、骨盤内腹膜炎が疑われます。 骨盤内腹膜炎の治療は、抗生剤の点滴や内服で治療します。 繰り返すごとに不妊率があがり、3回繰り返すと不妊率が 100%近くになりますので、予防(不特定多数の人と性交渉を行なわない、性交渉時にはコンドームを確実に使用することなど)が大切です。 また、せっかく 治癒しても保菌者である性交渉のパートナーから再感染する可能性も十分ありますので(ピンポン感染)、パートナーの治療も必須となります。 12.子宮内膜症 子宮内膜症は、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気で す。 子宮の内側からはがれ落ちた子宮内膜は、月経血として膣から体の外に流れ出ていきますが、子宮以外の場所で増殖した子宮内膜はお腹の中にとどまり、炎 症や痛み、癒着の原因になります。 症状は、月経が繰り返されるたびにだんだんひどくなる月経痛です。 鎮痛剤を使う回数が増えてきた、鎮痛剤が効かない、毎 月のように痛みのため寝込むという人は、我慢しないで早めに産婦人科に受診しましょう。 13.子宮筋腫 子宮にできる良性の腫瘍のことを子宮筋腫といいます。 ほとんどは無症状なのですが、症状がある場合は月経期間が長くなったり、月経時の出血量が多くなったり、強い月経痛が起きたりします。 思い当たる症状がある場合は産婦人科を受診してください。 14.子宮頚(けい)癌、子宮体(たい)癌 子宮は、膣に近い頸部と、その奥の体部の2つに大別されます。 子宮癌にも、子宮頸癌と子宮体癌とがあります。 どちらも膣や骨盤へ広がっていき、リ ンパ節から全身に転移したり、近くの臓器へ広がっていきます。 初期にはどちらも症状はありませんが、次第に不正出血(月経中じゃないのに出血する)、性交 時痛、オリモノに血が混ざるなどの症状が出現します。 これらの症状があれば産婦人科を受診しましょう。 無症状でも定期的に子宮癌検診をうけることも大切で す。

次の

おりものについて

婦人科系疾患

主任医長:小林 浩治 一般婦人科疾患(婦人科良性腫瘍、婦人科感染症、ホルモン異常、思春期など)のうち、良性腫瘍は、クリニカルパスに基づいた入院手術を行い、腹腔鏡下手術を積極的に行っています。 悪性腫瘍(子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌など)は、標準的治療に基づいた診療で、他科、他部門との連携によるチーム医療を行っています。 病診連携、病病連携も積極的に行い、主に良性疾患の治療後は、紹介していただいた診療所にフォローをお願いしており、悪性腫瘍困難手術症例は、当院大腸肛門科や、泌尿器科、形成外科医と手術方法を検討しています。 抗癌剤治療の多くは、患者さんのQOLを考慮して、外来で行っています。 終末期の方で在宅を希望される方には、診療所や訪問看護ステーションと連携して積極的に行っています。 また当院は、日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設にも認定されています。 主な対象疾患 診療内容 子宮筋腫 治療必要と認めたら手術(可能ならば鏡視下手術)、薬物療法 卵巣嚢腫 悪性との鑑別を行った後、必要であれば手術(主に腹腔鏡下) 子宮内膜症 薬物療法、手術(主に腹腔鏡下) 子宮頸癌 若年・子宮頚部限局・小さいサイズであれば、子宮温存可能。 画像診断、内診、組織診に基づき進行期を決定し、手術、放射線照射、抗癌剤治療を組み合わせています。 初期症例においては腹腔鏡下手術も行っています 子宮体癌 若年・高分化型・子宮筋層浸潤無し・遠隔転移無しなら、子宮温存可能。 画像診断、内診、組織診に基づき進行期を決定し、手術、抗癌剤治療を組み合わせています。 初期症例においては腹腔鏡下手術も行っています 卵巣癌 若年・高分化型・片側のみ破綻無し・遠隔転移無しなら、妊孕性温存可能。 画像診断、内診、腹水穿刺細胞診に基づき進行期を決定し、手術、放射線照射、抗癌剤治療を組み合わせています。 手術は必要に応じて、外科、泌尿器科と連携して行います。

次の

おむつや下着に血?「性器出血」の原因は?~高齢者の婦人科系疾患1

婦人科系疾患

婦人科系とは言っても 多くの疾患が存在します。 代表的なものでいえば、 不妊症や不育症、無月経、月経不順、 月経過多、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫・・・ などです。 これらの原因は、それぞれに違いはあるものの、 基本的なパターンは同じです。 それは何なのか?といいますと、 身体にとって、その症状が必要だから ということなのです。 例えば、不妊症。 ホルモンバランスや、卵子の状態、 卵管・子宮の状態など、他にも原因は山ほどあります。 多くの場合は、機能的な問題か、 位置的な問題が影響していますが、 ここでの専門用語は必要ありません。 先ほど言ったように、身体にとって、 妊娠をしない方がいい状態だからです。 もっと簡単に言います。 赤ちゃんが住みたい環境なのかどうか? ということです。 赤ちゃんにとって 子宮はお家です。 歪んでしまったお家に住みたいと思うでしょうか? 汚れてしまったお家に 住みたいと思うでしょうか? 誰も好んで住みたいとは思いませんよね。 歪んだお家、汚れたお家というのは 表現が不適切かもしれませんが 正直に言いますと 子宮の状態が悪い方は、 かなり多くいらっしゃるのです。 羊水からシャンプーのにおいがした という産婦人科の先生もいらっしゃるぐらいですから、 化学物質に汚染されているのは 紛れもない事実です。 それでも、食事や生活は関係ないと 果たして言えるでしょうか? 無理ですよね。 絶対に無視できない問題です。 そして、子宮という場所の特性上、 細胞が生まれ変わるために 時間を要する場所ですから、 食事や生活習慣を改めても、 すぐには効果が出にくいというのも事実です。 ですから、同時進行で 身体の機能・位置異常などを 改善することが必要なわけです。 また、女性に多い冷えは、 良質な卵子を作る上で、欠点となる部分です。 本来、卵子は 原始細胞と 呼ばれるものでできていますが、 この原始細胞は、 細胞分裂をゆっくりと行うため、 温かい状態でなければなりません。 子宮も卵巣も同じです。 いずれの場合も温かい状態、 つまりミトコンドリアの働きやすい環境が 好ましいといえるでしょう。 そしてそのミトコンドリアは酸素を源に、 エネルギーを作り出すので、 血流も良くなければなりません。 ですから、ストレスなどを感じて、 必要以上の交感神経が働くことで、 血管が収縮し、 血流が悪くならないようにすることや、 ホルモンの分泌が 少なくなってしまうことがないよう、 身体だけではなく、心のケアも大切になります。 まとめ.

次の