セーラー 戦士 死す。 天王はるか

☆【美少女戦士セーラームーン】感想記事45『セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦』

セーラー 戦士 死す

ムーン第45話 第45話 「セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦」 宇田鋼之介演出 脚本 柳川茂 作画監督 伊藤郁子 ダークキングダム四天王の最後の一人であるクンツァイトも倒れ、いよいよセーラー戦士達は、クインベリルとの戦いに挑むことになる。 しかしここで描かれたドラマは、セーラー戦士達が次々と倒れていくという、誰も予想していなかった壮絶なドラマになってしまった。 今までのお気楽極楽路線と全く反した展開は社会的な衝撃さえ起こし、「子供がショックを受けてしまって困っている。 あんなストーリーは好ましくない。 」との母親からの投書が朝日新聞に掲載されるぐらいの反響を呼んだ。 なお個人的なことで恐縮だが、私自身もこれは、最終回 になる予定だった回 でヒロインが交通事故で死んでしまうという掟破りの展開をした「魔法のプリンセスミンキーモモ」以来の衝撃だった。 今回のストーリーは社会的に波紋を巻き起こしたわけであるが、その影響の大きさにひるんだのか、このシリーズのこれ以降の最終回は比較的パターン通りのハッピーエンドになることが多くなって、結果としてストーリーの自由度に枠をはめることになってしまったのが残念でもある。 ストーリー ダークキングダムの本拠地が、北極のDポイントにあると判明した。 セーラー戦士達はダークキングダムとの最終決戦に臨むべく、固い決意と共にDポイントへ飛ぶ。 そこでセーラー戦士達を待ち受けていたのは、ダークキングダムのDDガールズ、彼女たちの幻覚を駆使しての攻撃に、セーラー戦士達は次々と倒れていく・・。 チェックポイント 非常に壮絶なストーリーである。 ここまでこのシリーズを楽しんできた視聴者は、愛着のあるキャラクター達が次々と倒れていく姿に思わず涙を誘われてしまう。 各セーラー戦士達の最後のシーンの描き方も秀逸で、結果として各キャラクターの最大の見せ場となっている。 またこの回の序盤の描き方は相変わらずのギャグ調であり、そのことが後半の壮絶なストーリーとの対比をなしている。 またギャグの中に各キャラクターの想いが描かれており、視聴者の思い入れを増やさすことになる。 各セーラー戦士達の最期について見ていきましょう。 まことの場合は、いかにも彼女らしい豪快な最期で、DDガールズの2人までを道連れにします。 DDガールズの電撃攻撃に絶体絶命の状態にありながら、「私に電撃で勝負を仕掛けるとは、いい度胸だね。 」とすごむシーンは、登場時には不良っぽさを感じさせた彼女らしい、非常に格好良い見せ場です。 また同時に、この時に彼女は自分が犠牲になることを覚悟したことも伝えています。 そして彼女は、電撃に電撃をぶつけるという無謀とも思える攻撃で自爆します。 しかしそんな彼女も、最後にはうさぎを気遣うやさしさをみせてから力尽きます。 このシーンもまた、彼女の強さと内面のやさしさを対比的に描き切った優れたシーンです。 次に倒れるのは亜美。 やっぱりうさぎとの付き合いの長さなのか、一番濃い描き方をされたのが亜美とレイでしょう。 戦いの前に、亜美が、まことの死にうちのめされたうさぎの頬を思わず叩くシーンがあります。 これはうさぎにプリンセスとしてしっかりして欲しいという、亜美の心情が現れたシーンであり、いつも冷静な亜美にしては珍しく感情に駆られたといえます。 だからこそ次の瞬間、はっとしてうさぎにあやまるのです。 このように感情が現れるのは、亜美が表面上は冷静そうに見えながらも、実はまことの死にかなり打ちのめされていることを示しているのです。 そして彼女はうさぎ達を先に行かせるために、自分が残って敵を食い止めることを決意します。 亜美がレイ達に言った「ここから先は、私より攻撃力の強いあなた達の力が必要になるわ。 」という言葉は、同時に、攻撃力のない自分が残っても絶対にやられるということを意味しているわけなのですが、亜美はそういったことはおくびにも出していません。 亜美は冷静な計算と、うさぎ達を思う心から、自分が犠牲になることを決意していたのです。 そしてそれを察したうさぎに対して、「大丈夫、私は死んだりしないわ。 」と明らかな嘘をつきます。 このあたりに彼女の真の強さ、仲間を思う思いやりが出ています。 まことのために殉死した、実は心中のようなものという解釈もあるようですが、この場合はそういう解釈は置いておきましょう 亜美とDDガールズの戦闘シーンも非常に中身の濃いものです。 まず亜美が浦和君の幻影を見て微笑むシーン。 彼女は敵が心の中の大事な人物の姿を利用することを当然知っていたから、そのような人物が自分にもいたことに気付いて思わず微笑むのです。 彼女は天才少女といわれていたが故に、あまり人とも関わり合いを持たない孤独な少女でした。 また彼女自身も自分は冷たい人間であると思っていた節があり、自ら殻にとじこもっていたところがあります。 それだけに恋愛には臆病で今まで男性を敬遠していたのです。 それがうさぎ達と付き合うことによりだんだんと変化し、浦和君とのエピソードなどもあって、自分は実はそんなに冷たい人間ではないことに気付いていったのです。 もっとも浦和君との関係は明らかに恋愛までは行ってません。 それにしても亜美にしては大きな前進でしょう。 そのように自分が成長したことを、あの幻影ではっきりと感じたのでしょう。 だからこそあのシーンでの亜美の感情は、素直にうれしいのです。 なおその後の、命を賭けてDDガールズに立ち向かう時の、彼女の毅然とした表情も見所です。 登場してから日が浅かったせいで、どちらかといえば割を食ってしまったのは美奈子です。 比較的あっさりした描かれ方になってしまいました。 しかしそれでも、銀水晶を渡して美奈子を助けてもらおうとするうさぎに対して、「そんなことしたら、許さないから!」と気丈に叫ぶシーンは、いかにも彼女らしい責任感の強さを示しています。 結局彼女は最期までセーラー戦士としての使命を全うして散っていきます。 そのあたりは、正義のヒーローとしてのキャリアの長さというものでしょうか。 亜美と並んで、非常に濃い描写をされていたのがレイです。 まず彼女がうさぎに「けんかばかりしてたけど、楽しかったわ。 」と語り掛けるシーンは、うさぎを思う心と彼女の決意を示すすばらしいシーンです。 今までうさぎと一番よくケンカをしたけれども、実はうさぎのことを一番思っていたのは彼女だったかもしれません。 それだけに、彼女は一番最後までうさぎを守ってきましたが、美奈子も倒れた今となっては、次は自分であることを覚悟したのでしょう。 しかしそれでもうさぎに心配をかけまいと、わざと明るく敵に向かっていくところも彼女らしいです。 そしてその戦闘はいかにも彼女らしさを思わせる、非常に激しいものでした。 うさぎを襲おうとしたDDガールズの1人を焼き尽くした後、完全に力尽きたと思わせる状態から、最後の力を使ってDDガールズの最後の1人を葬るシーンは最大の見せ場でしょう。 また「雄一郎とキスしとけばよかった・・。 」と最後の最後になって、素直な心情を見せます。 日頃強がって、意外と本心を見せないところがある彼女が、最後に見せた素直な呟きは、視聴者の涙を誘います。 そしてこれらの出来事はうさぎを徹底的に打ちのめしていくのですが、ここから彼女がどうやって立ち上がっていくかというのも、見せ場の一つになってます。 もともとうさぎは、地球を守るとか悪を滅ぼすなどというために戦っているのでなく、愛する人を守りたいという意識だけで戦っています。 それだけに、今回のように戦いによって大事な仲間達を失うと、そのことによって戦いの意味自身を見失ってしまうのです。 だからこそ彼女は戦いを放棄しようとさえ考えるのです。 しかしそんな彼女を最後に立ち上がらせたのも仲間達の想いで、結局うさぎは仲間達の願いを無駄にしないために立ち上がります。 つまり彼女にとっての戦いの意味は、終始一貫個人的なものであるということで、その辺りがこの作品の特徴と言えます。 現実に人間は訳の分からない大義名分のためになんか命は賭けれるものではありません。 そういった意味でセーラームーンは等身大のヒーローなのです。 なおこの回ではうさぎの声は、病気で入院した三石琴乃に代わって荒木香恵が演じています。 彼女は後にこの時の活躍が認められたのか、ちびうさ役でもう一度この作品に復帰します。 なお、キャスティングが変更になった時は、キャラクターに違和感が生じないかが問題になりますが、この場合に限って言えば全く違和感のようなものは感じられません 私自身初放送の時は全く意識しなかった。 もっとも今改めて見返すと、やっぱりちびうさではあるが。 また三石琴乃はこの最終回に出れなかったのがよほど悔しかったのか、後にアニメイトカセットコレクション3巻に三石琴乃版セーラームーン最終回を収録しているので、三石ファンは一聴しておくべきでしょう。 今回のチェックシーン 恐怖!うさぎの手料理。 「これホントに食えるの?」という進吾の疑問はもっとも。 「かっ辛いー!」 やっぱりこうなりましたか。 自らをこれから待ち受ける過酷な運命に、戦慄する進吾と涙ジョーの母、育子ママ。 笑 うさぎ「ねえ、ねえ、レイちゃん。 雄一郎さんとキスくらいしてきたの?」 レイ「な、なによ、急に。 」 うさぎの突然のからみに、動揺するレイ。 亜美「恋か・・私も・・。 」 まことの言葉につられて思わず言ってしまった一言に、全員から突っ込まれ真っ赤っかの亜美。 彼女も実は恋に憧れる女の子。 DDガールズの幻影攻撃。 うさぎ達の前にタキシード仮面の幻覚が現れます。 「うっ」 DDガールズの電撃攻撃を受けるまこと。 「私に電撃で勝負を仕掛けるとは、いい度胸だね。 」 まことの登場時を思わせるかっこいいセリフ。 この後、まことは自爆覚悟のシュープリームサンダーでDDガールズの2人を道連れにします。 「泣いてる暇はないよ、プリンセス。 さあ、元気を出して・・。 」 最後までうさぎを気遣いながら力尽きるまこと。 彼女らしい壮絶な最期です。 まこちゃんのこの笑顔はもう帰らない。 「こんなものがあるから、まこちゃんは。 もうおしまいにして、帰る・・」 まこちゃんを失ったショックで、クインベリルに銀水晶を渡して終わりにしようと言ううさぎの頬を叩く亜美。 厳しい表情の次の瞬間、思わず自分のしたことにはっとする亜美の描写が秀逸。 「私は死んだりしないわ。 」 実は死の覚悟をしていたのに、あえて嘘を言う亜美。 これが彼女の強さです。 DDガールズ達の幻影の中心に突入するため、シャボンスプレーをバリアのように使う亜美。 この技のこのような使い方は、これが最初で最後。 「あああー!」 DDガールズの猛攻撃にさらされる亜美。 「これも今日が使いおさめかもね・・・。 」 亜美は最後の力を振り絞って、ポケコンでDDガールズの幻影を破壊します。 力尽きて横たわる亜美。 亜美の死は同時にうさぎにも伝わりました。 まことに続いて、亜美までも帰らぬ人に。 うさぎをかばって、DDガールズに捕まった美奈子。 絶体絶命。 「クレセントビーム!」 美奈子の最後の力を振り絞った一撃は、DDガールズの1人を消滅させる。 そして美奈子もやはり力尽きてしまう。 美しくさえも感じられる美奈子の最期の姿。 そしてあの笑顔はどこに・・・。 「じゃ、ちゃちゃっとレイちゃん、やっつけてきまーす。 」 うさぎを気遣い、わざと明るく敵に立ち向かっていくレイ。 うさぎのことを一番思っていたのは、実は彼女かも。 「まだ終わってないわ・・。 」 レイの渾身の力を込めたファイヤーソウルが、DDガールズの最後の1人を焼き尽くす。 「やっぱりうさぎの言う通り、雄一郎とキスしとけばよかった・・・。 」 最後の力を使い果たして、レイも倒れる。 こうしてレイもとうとう帰らぬ人に・・。 「そうか、これは夢か。 夢だよ・・。 」 仲間達を失ったショックで、戦闘意欲を失い。 現実逃避するうさぎ。 「ほら、元気だして」 打ちひしがれたうさぎを励ましたのは、まことの魂だった。 「うさぎちゃん、しっかりして。 」 「希望を捨てないでね。 」 亜美と美奈子の2人も現れる。 「うさぎ、立って! いつも私達は一緒よ。 」 そしてレイも現れる。 「みんな・・。 そうだ、私は1人じゃない。 1人じゃない。 」 みんなの心に励まされ、うさぎは再び戦う決意をします。

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美少女戦士セーラームーン VOL.8<完>

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ムーン第45話 第45話 「セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦」 宇田鋼之介演出 脚本 柳川茂 作画監督 伊藤郁子 ダークキングダム四天王の最後の一人であるクンツァイトも倒れ、いよいよセーラー戦士達は、クインベリルとの戦いに挑むことになる。 しかしここで描かれたドラマは、セーラー戦士達が次々と倒れていくという、誰も予想していなかった壮絶なドラマになってしまった。 今までのお気楽極楽路線と全く反した展開は社会的な衝撃さえ起こし、「子供がショックを受けてしまって困っている。 あんなストーリーは好ましくない。 」との母親からの投書が朝日新聞に掲載されるぐらいの反響を呼んだ。 なお個人的なことで恐縮だが、私自身もこれは、最終回 になる予定だった回 でヒロインが交通事故で死んでしまうという掟破りの展開をした「魔法のプリンセスミンキーモモ」以来の衝撃だった。 今回のストーリーは社会的に波紋を巻き起こしたわけであるが、その影響の大きさにひるんだのか、このシリーズのこれ以降の最終回は比較的パターン通りのハッピーエンドになることが多くなって、結果としてストーリーの自由度に枠をはめることになってしまったのが残念でもある。 ストーリー ダークキングダムの本拠地が、北極のDポイントにあると判明した。 セーラー戦士達はダークキングダムとの最終決戦に臨むべく、固い決意と共にDポイントへ飛ぶ。 そこでセーラー戦士達を待ち受けていたのは、ダークキングダムのDDガールズ、彼女たちの幻覚を駆使しての攻撃に、セーラー戦士達は次々と倒れていく・・。 チェックポイント 非常に壮絶なストーリーである。 ここまでこのシリーズを楽しんできた視聴者は、愛着のあるキャラクター達が次々と倒れていく姿に思わず涙を誘われてしまう。 各セーラー戦士達の最後のシーンの描き方も秀逸で、結果として各キャラクターの最大の見せ場となっている。 またこの回の序盤の描き方は相変わらずのギャグ調であり、そのことが後半の壮絶なストーリーとの対比をなしている。 またギャグの中に各キャラクターの想いが描かれており、視聴者の思い入れを増やさすことになる。 各セーラー戦士達の最期について見ていきましょう。 まことの場合は、いかにも彼女らしい豪快な最期で、DDガールズの2人までを道連れにします。 DDガールズの電撃攻撃に絶体絶命の状態にありながら、「私に電撃で勝負を仕掛けるとは、いい度胸だね。 」とすごむシーンは、登場時には不良っぽさを感じさせた彼女らしい、非常に格好良い見せ場です。 また同時に、この時に彼女は自分が犠牲になることを覚悟したことも伝えています。 そして彼女は、電撃に電撃をぶつけるという無謀とも思える攻撃で自爆します。 しかしそんな彼女も、最後にはうさぎを気遣うやさしさをみせてから力尽きます。 このシーンもまた、彼女の強さと内面のやさしさを対比的に描き切った優れたシーンです。 次に倒れるのは亜美。 やっぱりうさぎとの付き合いの長さなのか、一番濃い描き方をされたのが亜美とレイでしょう。 戦いの前に、亜美が、まことの死にうちのめされたうさぎの頬を思わず叩くシーンがあります。 これはうさぎにプリンセスとしてしっかりして欲しいという、亜美の心情が現れたシーンであり、いつも冷静な亜美にしては珍しく感情に駆られたといえます。 だからこそ次の瞬間、はっとしてうさぎにあやまるのです。 このように感情が現れるのは、亜美が表面上は冷静そうに見えながらも、実はまことの死にかなり打ちのめされていることを示しているのです。 そして彼女はうさぎ達を先に行かせるために、自分が残って敵を食い止めることを決意します。 亜美がレイ達に言った「ここから先は、私より攻撃力の強いあなた達の力が必要になるわ。 」という言葉は、同時に、攻撃力のない自分が残っても絶対にやられるということを意味しているわけなのですが、亜美はそういったことはおくびにも出していません。 亜美は冷静な計算と、うさぎ達を思う心から、自分が犠牲になることを決意していたのです。 そしてそれを察したうさぎに対して、「大丈夫、私は死んだりしないわ。 」と明らかな嘘をつきます。 このあたりに彼女の真の強さ、仲間を思う思いやりが出ています。 まことのために殉死した、実は心中のようなものという解釈もあるようですが、この場合はそういう解釈は置いておきましょう 亜美とDDガールズの戦闘シーンも非常に中身の濃いものです。 まず亜美が浦和君の幻影を見て微笑むシーン。 彼女は敵が心の中の大事な人物の姿を利用することを当然知っていたから、そのような人物が自分にもいたことに気付いて思わず微笑むのです。 彼女は天才少女といわれていたが故に、あまり人とも関わり合いを持たない孤独な少女でした。 また彼女自身も自分は冷たい人間であると思っていた節があり、自ら殻にとじこもっていたところがあります。 それだけに恋愛には臆病で今まで男性を敬遠していたのです。 それがうさぎ達と付き合うことによりだんだんと変化し、浦和君とのエピソードなどもあって、自分は実はそんなに冷たい人間ではないことに気付いていったのです。 もっとも浦和君との関係は明らかに恋愛までは行ってません。 それにしても亜美にしては大きな前進でしょう。 そのように自分が成長したことを、あの幻影ではっきりと感じたのでしょう。 だからこそあのシーンでの亜美の感情は、素直にうれしいのです。 なおその後の、命を賭けてDDガールズに立ち向かう時の、彼女の毅然とした表情も見所です。 登場してから日が浅かったせいで、どちらかといえば割を食ってしまったのは美奈子です。 比較的あっさりした描かれ方になってしまいました。 しかしそれでも、銀水晶を渡して美奈子を助けてもらおうとするうさぎに対して、「そんなことしたら、許さないから!」と気丈に叫ぶシーンは、いかにも彼女らしい責任感の強さを示しています。 結局彼女は最期までセーラー戦士としての使命を全うして散っていきます。 そのあたりは、正義のヒーローとしてのキャリアの長さというものでしょうか。 亜美と並んで、非常に濃い描写をされていたのがレイです。 まず彼女がうさぎに「けんかばかりしてたけど、楽しかったわ。 」と語り掛けるシーンは、うさぎを思う心と彼女の決意を示すすばらしいシーンです。 今までうさぎと一番よくケンカをしたけれども、実はうさぎのことを一番思っていたのは彼女だったかもしれません。 それだけに、彼女は一番最後までうさぎを守ってきましたが、美奈子も倒れた今となっては、次は自分であることを覚悟したのでしょう。 しかしそれでもうさぎに心配をかけまいと、わざと明るく敵に向かっていくところも彼女らしいです。 そしてその戦闘はいかにも彼女らしさを思わせる、非常に激しいものでした。 うさぎを襲おうとしたDDガールズの1人を焼き尽くした後、完全に力尽きたと思わせる状態から、最後の力を使ってDDガールズの最後の1人を葬るシーンは最大の見せ場でしょう。 また「雄一郎とキスしとけばよかった・・。 」と最後の最後になって、素直な心情を見せます。 日頃強がって、意外と本心を見せないところがある彼女が、最後に見せた素直な呟きは、視聴者の涙を誘います。 そしてこれらの出来事はうさぎを徹底的に打ちのめしていくのですが、ここから彼女がどうやって立ち上がっていくかというのも、見せ場の一つになってます。 もともとうさぎは、地球を守るとか悪を滅ぼすなどというために戦っているのでなく、愛する人を守りたいという意識だけで戦っています。 それだけに、今回のように戦いによって大事な仲間達を失うと、そのことによって戦いの意味自身を見失ってしまうのです。 だからこそ彼女は戦いを放棄しようとさえ考えるのです。 しかしそんな彼女を最後に立ち上がらせたのも仲間達の想いで、結局うさぎは仲間達の願いを無駄にしないために立ち上がります。 つまり彼女にとっての戦いの意味は、終始一貫個人的なものであるということで、その辺りがこの作品の特徴と言えます。 現実に人間は訳の分からない大義名分のためになんか命は賭けれるものではありません。 そういった意味でセーラームーンは等身大のヒーローなのです。 なおこの回ではうさぎの声は、病気で入院した三石琴乃に代わって荒木香恵が演じています。 彼女は後にこの時の活躍が認められたのか、ちびうさ役でもう一度この作品に復帰します。 なお、キャスティングが変更になった時は、キャラクターに違和感が生じないかが問題になりますが、この場合に限って言えば全く違和感のようなものは感じられません 私自身初放送の時は全く意識しなかった。 もっとも今改めて見返すと、やっぱりちびうさではあるが。 また三石琴乃はこの最終回に出れなかったのがよほど悔しかったのか、後にアニメイトカセットコレクション3巻に三石琴乃版セーラームーン最終回を収録しているので、三石ファンは一聴しておくべきでしょう。 今回のチェックシーン 恐怖!うさぎの手料理。 「これホントに食えるの?」という進吾の疑問はもっとも。 「かっ辛いー!」 やっぱりこうなりましたか。 自らをこれから待ち受ける過酷な運命に、戦慄する進吾と涙ジョーの母、育子ママ。 笑 うさぎ「ねえ、ねえ、レイちゃん。 雄一郎さんとキスくらいしてきたの?」 レイ「な、なによ、急に。 」 うさぎの突然のからみに、動揺するレイ。 亜美「恋か・・私も・・。 」 まことの言葉につられて思わず言ってしまった一言に、全員から突っ込まれ真っ赤っかの亜美。 彼女も実は恋に憧れる女の子。 DDガールズの幻影攻撃。 うさぎ達の前にタキシード仮面の幻覚が現れます。 「うっ」 DDガールズの電撃攻撃を受けるまこと。 「私に電撃で勝負を仕掛けるとは、いい度胸だね。 」 まことの登場時を思わせるかっこいいセリフ。 この後、まことは自爆覚悟のシュープリームサンダーでDDガールズの2人を道連れにします。 「泣いてる暇はないよ、プリンセス。 さあ、元気を出して・・。 」 最後までうさぎを気遣いながら力尽きるまこと。 彼女らしい壮絶な最期です。 まこちゃんのこの笑顔はもう帰らない。 「こんなものがあるから、まこちゃんは。 もうおしまいにして、帰る・・」 まこちゃんを失ったショックで、クインベリルに銀水晶を渡して終わりにしようと言ううさぎの頬を叩く亜美。 厳しい表情の次の瞬間、思わず自分のしたことにはっとする亜美の描写が秀逸。 「私は死んだりしないわ。 」 実は死の覚悟をしていたのに、あえて嘘を言う亜美。 これが彼女の強さです。 DDガールズ達の幻影の中心に突入するため、シャボンスプレーをバリアのように使う亜美。 この技のこのような使い方は、これが最初で最後。 「あああー!」 DDガールズの猛攻撃にさらされる亜美。 「これも今日が使いおさめかもね・・・。 」 亜美は最後の力を振り絞って、ポケコンでDDガールズの幻影を破壊します。 力尽きて横たわる亜美。 亜美の死は同時にうさぎにも伝わりました。 まことに続いて、亜美までも帰らぬ人に。 うさぎをかばって、DDガールズに捕まった美奈子。 絶体絶命。 「クレセントビーム!」 美奈子の最後の力を振り絞った一撃は、DDガールズの1人を消滅させる。 そして美奈子もやはり力尽きてしまう。 美しくさえも感じられる美奈子の最期の姿。 そしてあの笑顔はどこに・・・。 「じゃ、ちゃちゃっとレイちゃん、やっつけてきまーす。 」 うさぎを気遣い、わざと明るく敵に立ち向かっていくレイ。 うさぎのことを一番思っていたのは、実は彼女かも。 「まだ終わってないわ・・。 」 レイの渾身の力を込めたファイヤーソウルが、DDガールズの最後の1人を焼き尽くす。 「やっぱりうさぎの言う通り、雄一郎とキスしとけばよかった・・・。 」 最後の力を使い果たして、レイも倒れる。 こうしてレイもとうとう帰らぬ人に・・。 「そうか、これは夢か。 夢だよ・・。 」 仲間達を失ったショックで、戦闘意欲を失い。 現実逃避するうさぎ。 「ほら、元気だして」 打ちひしがれたうさぎを励ましたのは、まことの魂だった。 「うさぎちゃん、しっかりして。 」 「希望を捨てないでね。 」 亜美と美奈子の2人も現れる。 「うさぎ、立って! いつも私達は一緒よ。 」 そしてレイも現れる。 「みんな・・。 そうだ、私は1人じゃない。 1人じゃない。 」 みんなの心に励まされ、うさぎは再び戦う決意をします。

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この記事はなが全く示されていないか、不十分です。 して記事の信頼性向上にご協力ください。 この記事に付けられた題名はまたはにより不正確なものとなっています。 5人の女子校生たちがセーラー聖戦士ヴィーナス・ファイブとして目覚めた淫魔帝国に立ち向かう18禁である。 全2巻で、各話45分。 タイトルに「セーラー戦士」とあるように、『』のパロディである。 この作品記事はが望まれています。 ください。 登場キャラクター [ ] 名は全員通常の声優名ではなく、成人向け作品用の別のでされている。 ヴィーナス・ファイブ [ ] の女神・に仕えることになった5人のセーラー戦士(ヴィーナス戦士)たち。 腕時計の形をした変身アイテムを使用することで人間からヴィーナス・ファイブに変身出来るので、変身シーンはショートバージョンとロングバージョンの二種類が存在する。 ゴーグルとタンクトップのようなセーラー戦闘服を着用するが特徴。 決め台詞は「 空に輝く金星がある限り、この世に邪悪は栄えない。 セーラー戦士ヴィーナスファイブ、天に代わって許しません! 金髪の短いツインテールが特徴の少女。 臍に金星のマークがある。 陽気で明るい性格。 変身後にはブルマータイプのピンク色のセーラー戦闘服を着る。 胸に金星のマークがある。 ミーハーな性格。 変身後にはミニスカートタイプの青色のセーラー戦闘服を着る。 武器は杖。 太ももに金星のマークがある。 男勝りな性格で腕っぷしがかなり強い。 前の学校ではスケバン(女番長)だった。 変身後には緑色のセーラー戦闘服を着る。 武器は鉄棒。 おしりに金星のマークがある。 何でも一番でなくては気が済まない、負けず嫌いな性格。 変身後にはパンツスタイルの赤色のセーラー戦闘服を着る。 背中に金星のマークがある。 同性から支持されている清純派人気アイドル。 変身後にはガーターベルトタイプの紫色のセーラー戦闘服を着る。 武器は鞭。 淫魔帝国 [ ] ネクロス 声 - 飯嶋早紀 金の星学園の女学園長を装った淫魔帝国の皇帝。 真の姿ではである。 淫魔四天王を率いて人間の世界と淫魔の世界を支配するために、荒淫の乱交を人間の世界へ伝播した。 第2話ではゴールデンスター美術館に保管されているアポロンの棺に愛の蜜を掛けるために、セーラー戦士ヴィーナス・ファイブの身体を狙う。 普段は眼鏡をかけた男性に変身している。 金の星学園では国語担当。 普段は金髪のオールバックヘアのイケメンに変身している。 金の星学園では数学担当。 普段は銀色の長髪のイケメンに変身している。 金の星学園では生物担当。 透視能力を持つ。 普段は黒髪のイケメンに変身している。 金の星学園では体育担当。 ヴィーナス・ファイブの協力者 [ ] ブッチャー 声:安達康則 人語を解し、人間の言葉を話せるオス猫。 ひかり達にヴィーナス・ファイブとして淫魔と戦う使命を伝え、変身アイテムを与える。 アプロディテ 声:白城淳美 ヴィーナス・ファイブが守護すべき金星の女神で、ブッチャーの主人。 ペガサスの馬車でひかりの前に現れる。 武器は鞭。 ひかり達ヴィーナス・ファイブのことは自分の下僕程度にしか思っていない。 ネクロスとは面識がある。 スタッフ [ ]• 原作 - 亜良仁• 企画・製作 - ラッシャー池田• プロデューサー - スモーリー和泉、槇賢人• 監督 - 井上修(1話)、ふくもとかん(2話)• 脚本 - あまのわたる• キャラクターデザイン -• 作画監督 - (1話)、高橋勇治(2話)、(2話)• 絵コンテ - 神原敏昭• 美術監督 -• 音響監督 - 黛計• 音楽 -• 制作 -• OVA - 's encyclopedia.

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