前立腺 が ん 骨 転移。 前立腺がんの末期症状の特徴

がんの骨転移の診断と対処をわかりやすく説明します │ 駒込病院 スタッフコラム

前立腺 が ん 骨 転移

みなさんご存知かと思いますが、 PSAの値が大きくなるにつれ、前立腺がんの発見率は高くなります。 PSAが40を超えると、95%に前立腺がんが見つかります。 PSAが100を越えれば、ほとんどの人で前立腺がんが見つかります。 また前立腺がんが見つかった場合、PSAの値が大きくなるにつれ、前立腺がんの前立腺周囲への浸潤する(前立腺を越えて周囲に拡がる)割合が増えてきます。 さらに、前立腺がんが見つかった場合、PSAの値が大きくなるにつれ、骨盤内のリンパ節への転移の割合が増えてきます。 詳しくは『で解説しました(PSAって何でしょう:16頁~19頁参考にしてください)。 PSAが40を超えると、95%に前立腺がんが見つかります。 PSAが100を越えれば、ほとんどの人で前立腺がんが見つかります。 PSAの値が大きくなるにつれ前立腺がんが見つかるだけではありません。 局所進行がん、骨盤リンパ節転移、遠隔転移が見つかる割合が増えてきます。 前回からでは、骨転移に焦点を当てています。 進行前立腺がんには骨転移が多いと前回説明しました。 以前からPSAの値が大きくなると、遠隔転移が、とくに骨転移が増えると言われています。 『英国からの報告』を紹介します。 PSAの値と骨転移(骨シンチで診断した)との関連を調べています。 6%) PSA 20. 7%) PSA 40. どうもPSAが100を超えると高率で骨転移が見つかるようです。 PSAの値と前立腺がんの進行度は、強く相関していることがわかります。 これらのことから、PSAの値は、前立腺がんの早期発見に有用なだけでなく、進行度、転移と強く相関していて、前立腺がんの進行具合も反映していると言えそうです。 今年の日本泌尿器科学会東部総会(新潟市)と日本癌治療学会総会(京都市)で、次のような演題で、私の病院から発表しました。 癌治療学会で発表したのは、私の病院だけの患者さん74人のデータをまとめたものです。 『英国からの報告』のように、PSAが100以上の前立腺がん患者さんは、骨転移が多いという研究が出されていました。 は、私の病院のPSAが100以上の前立腺がん患者さん74人について、骨転移や寿命まで調べた結果を紹介します。 PSA100以上の74人の方のT分類(前立腺内か外へ広がっているか)、N分類(骨盤リンパ節まで拡がっているか)、M分類(遠隔転移しているか)、Jewett分類(前立腺がんの進行をABCDで分けたもの)、グリソンスコア(がんの顔つき)をお示しします。 さらに、中央値33か月の観察期間で、PSAが上がってくるまでの期間、比率を調べました。 そして、全体の生存率を調べました。 当然進行前立腺がんですから、なくなる方もいらっしゃいますが、頑張って長期に生存している方もいらっしゃいます。 初期治療(最初の治療)のほとんどは内分泌療法、すなわちMAB療法(『 MAB療法:83頁参照、『 MAB療法:28頁参照)が行われていました。 PSA高値でみつかった前立腺がんの方、骨転移がある方の参考になればと思います。 興味のある方、余裕のある方お願いします。

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前立腺がんの緩和ケア 前立腺がんの早期緩和ケア

前立腺 が ん 骨 転移

前立腺がんの転移 前立腺から他の部位に転移した癌や、他の部位から転移した前立腺がんについて、特徴や治療法をまとめました。 前立腺がんの転移先や治療法・前立腺に転移した癌の特徴 前立腺がんは他の癌と比べて 進行が遅く、死亡率が低いです。 他の部位に転移する前に発見・治療ができれば再び起こらないよう寛解することも可能だと言われています。 しかし、 初期症状がほとんどないのも前立腺がんの特徴。 発見が遅れてしまうと、血液やリンパ液に乗って他の部位に転移してしまう恐れがあります。 特に多く見られるのは、 骨や骨盤リンパ節への転移。 ほとんどの癌は末期になってから転移し始めるのですが、前立腺の近くにはたくさんの骨があるため、早期に骨へ転移してしまう可能性があります。 前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。 早期に発見すれば治癒することが可能です。 また、多くの場合比較的ゆっくり進行します。 近くのリンパ節や骨に転移することが多いですが、肺、肝臓などに転移することもあります。 出典: また、このように、リンパ節や骨以外の部分の転移として、肺や肝臓などへの転移も考えられます。 前立腺がんの進行は遅いですが、転移してしまうとその部位で進行が早まる可能性も高いでしょう。 それでは骨・リンパ節・脳、それぞれへ転移した前立腺がんの特徴や治療法を見ていきましょう。 骨転移 前立腺がんの転移先でも 多いのが骨への転移です。 特に腰椎や骨盤に転移しやすいのですが、時には背骨や肋骨などにも転移します。 転移したかどうかは、骨の癌に集まる性質を持った放射性物質を注射し、特殊なカメラで撮影する「骨シンチグラフィ検査」で骨への転移の有無を調べることができます。 痛みや麻痺• 骨折しやすくなる• 高カルシウム血症 骨に転移した前立腺がんは、ほとんど初期症状がありません。 転移に気づかないまま癌が進行してしまうと癌細胞が骨の中の神経を刺激し、痛みや麻痺といった症状を起こします。 なかには、骨のカルシウムが血液中に流れ出る「高カルシウム血症」を引き起こすこともあり、食欲不振や吐き気、意識障害などが起こることも。 また、癌が転移している骨は徐々に弱くなっていくので、些細な負荷で骨折しやすくなります。 治療方法 前立腺がんが骨へ転移した場合は ホルモン療法や化学療法での治療が一般的です。 よく使用される「ゾレドロン酸」や「デノスマブ」といった抗ホルモン剤は骨を破壊する細胞を抑制し、癌の進行を抑えてくれます。 転移先が骨のみの場合「ゾーフィゴ」という放射線医薬品を使った治療も有効です。 ゾーフィゴには、アルファ線という放射線を放出する放射性物質「ラジウム-223」が含まれています。 ゾーフィゴを体内に注射すると、ラジウム-223が癌に転移した骨に運ばれ、アルファ線が癌細胞の増殖を抑えてくれます。 リンパ節転移 骨の次に前立腺がんが転移しやすい部位がリンパ節です。 特に多く見られるのが、前立腺の周りにあるリンパ節への転移。 リンパ節への転移を調べるには、CT検査や腹部エコーなどが使用されます。 下半身のむくみ• しびれ• 排尿障害 前立腺がんがリンパ節へ転移するとリンパの流れが悪くなり、下半身がむくむようになります。 他にもリンパ管が炎症を起こし痺れといった症状が出たり、排尿が困難になったりします。 転移がさらに悪化した場合は下半身麻痺を引き起こす危険性もあります。 治療方法 前立腺がんがリンパ節へ転移した場合は、 ホルモン療法で癌の進行を抑制する治療法が一般的です。 しかし、長期間継続して抗ホルモン剤を使用すると、期待できる効果が徐々に薄れてしまうことも。 その場合は、別のホルモン剤を追加したり、他の治療法への切り替えを検討しましょう。 また、前立腺がんが骨盤リンパ節へ転移してしまった場合、遠隔転移する可能性が高いです。 その場合は、ホルモン療法と放射線治療を併用することもあります。 脳転移 前立腺がんが末期まで進行してしまった場合、脳に転移する可能性があります。 前立腺がんが脳に転移するのはとても珍しいケースです。 頭痛やめまい• 意識障害• 言語障害 前立腺がんが脳に転移した場合、頭痛やめまい、吐き気、麻痺などといった神経障害や言語障害・意識障害を引き起こす可能性があります。 治療方法 前立腺がんが脳に転移した場合、放射線治療を用いて症状を緩和させます。 転移した癌の数や症状によって放射線の強さを変えて対応します。 また、脳に転移した癌の数が少ない場合、切除といった外科的処置をとることもあります。 前立腺への転移癌 他の臓器から前立腺に癌が転移するケースはほとんどありません。 前立腺に癌が転移した場合、どの部位から転移したのかによって治療法が異なるため、しっかりと検査を受けることが重要です。 もし前立腺がんが転移したら 前立腺がんの転移は骨やリンパ節などの特殊な部位に現れやすいため、麻痺やしびれなどの症状が現れることもあります。 転移した癌の治療は難しいとされていますが、癌に加えてこれらの症状が現れると、より一層治療が困難になってしまうでしょう。 転移した癌は根治ができないとする意見もありますが、より効果的な治療法を探すためにも、より生活の質を向上させるためにも、セカンドオピニオンが重要となります。 特に、骨転移した場合の生存期間は、治療方法の選択によって大きく変わるとされます。 セカンドオピニオンによって、より有効な治療方法が見つかる可能性もあるため、前立腺がんの転移が見つかった場合は、がん治療や転移がん治療で評判の高い医院で相談してみてはいかがでしょうか。 転移した前立腺がんを治療できる病院 前立腺がんは他の部位の癌と比べ、早期に転移しやすい性質を持った癌です。 そのため、前立腺がんに気付いた時には既に転移している可能性も。 転移がんは複数箇所で治療が必要になるため、根治は難しいとされています。 転移がんを根治させる可能性を高めるためには、腕の良い医者にかかることが重要です。 こちらでは、転移がん治療の名医が在籍する病院を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 前立腺がんに対する研究と論文 前立腺がんの早期発見・治療につながる新たな診断マーカー開発の可能性 がんや炎症によって前立腺組織が破壊されると、PSA(前立腺特異抗原)が血中に漏れ出し始めます。 そのため、血液検査でPSA値を測定すれば、前立腺がんかどうかチェックすることが可能となっています。 ただ、PSAはがん特異的腫瘍マーカーではないため、PSA検査のみで前立腺がんを診断するのは難しく、グレーゾーン以上になったらあらためて直腸診やMRI検査を実施し、さらに前立腺針生検などの確定診断を行う必要がありました。 また、PSA値は前立腺がんに罹患した場合だけでなく、前立腺肥大症や前立腺炎といった良性疾患にかかった時も上昇することが確認されています。 従来のPSA検査にはこうした問題点があり、 前立腺がんの早期発見には限界があると言われてきました。 そこで新たな診断法として期待されているのが血漿中アミノ酸濃度の変化を利用した前立腺がんの診断です。 血漿中のアミノ酸濃度は生理学的な代謝状態を反映することが明らかとなっており、肝機能障害やさまざまながんを発症すると血漿中のアミノ酸濃度が変化すると言われています。 そこで前立腺がん患者と、人間ドック受診者の血漿中アミノ酸濃度を測定し、両者を比較。 前立腺がん患者を判別する判別式「アミノインデックス」を導き出し、前立腺がんの診断に活用できるかどうかの評価を行いました。 すると、前立腺がん患者の血漿中アミノ酸濃度では、アラニンとヒスチジン、アスパラギン、プロリンといった計4種のアミノ酸が増加する一方、トリプトファンが減少する傾向が確認されました。 アラニンとプロリンについては肺がん患者でも増加することが確認されていますが、トリプトファンについては肺がんや乳がん患者では変化が見られず、 アミノ酸の変動はがんの種類ごとに共通性と多様性があることがわかりました。 なお、アミノインデックスはPSA値とは独立した変動であることから、前立腺肥大症との鑑別や、養毛剤などの影響による診断難などに対して有用な診断法となることが期待されています。 [注1] 前立腺がんの放射線治療の照射時間を短縮 前立腺がんを含むあらゆるがんの治療では、放射線をがん細胞にあててDNAを傷付け、がん細胞を死滅させる放射線治療が有用です。 放射線の種類や照射方法は複数存在しますが、中でも先進的な放射線治療のひとつとして知られるのがX線を強度変調放射線治療(IMRT)と呼ばれる方法で照射する「トモセラピー」です。 従来の放射線治療に比べて 照射野の幅を3段階に設定できるのが特徴で、最大160cmの広範囲治療が可能とされています。 ただ、そのぶん全身照射などの広範囲治療や、一路に大線量を投与する治療の場合、照射時間が著しく増加するのが難点と言われてきました。 そこで愛知県がんセンター中央病院放射線治療部をはじめとする研究チームは、トモセラピーのパラメータ設定による照射時間の短縮検討を開始。 前立腺がんの患者4名に対し、さまざまなパラメータ設定による照射を行ったところ、FW(回転中心における頭尾方向の照射野の長さ)の増加と、MF(左右方向の開口部を制限するMLCの動きの複雑度)の減少におって照射時間を短縮させられることが確認されました。 特にFWの増加は照射時間の短縮に有用であることが明らかになり、前立腺がんの放射線治療の負担軽減が期待されています。 [注2] 骨転移を有する前立腺がん患者のQOL改善に成功 前立腺がんでは、骨転移を併発することが多く、しかも転移してからの生存期間が平均約36ヶ月と長いところが特徴です。 骨転移が進行すると、疼痛や骨折といった骨合併症が出現するため、患者の生活の質(QOL)が長期にわたって低下するケースが多く存在します。 そこで藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院にて、多発性骨転移を有する前立腺がん患者さんに対し、ドセタキセルおよびビスフォスフォネート製剤の一種である「ゾレドロネート」の投与を行い、患者さんの痛みとQOLの評価を実施。 すると、投与前に比べて身体機能や身体の痛み、全体的な健康感、活力、社会生活機能などのレベルに改善傾向が見られたことが報告されています。 身体的な痛みは長引けば長引くほど患者さんのQOLを著しく低下させる傾向にあります。 化学療法やゾレドロネートの投与によって疼痛が緩和されたことは、骨転移を有する前立腺がん患者さんはもちろん、今後転移する可能性のある前立腺患者さんにとっても有意義な治療法となり得るでしょう。 [注3] 参考サイト• 関連ページ.

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前立腺がんの骨転移治療:骨転移には早期発見・早期治療が大切 骨の健康を保ちながらがん治療を!

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前立腺癌の緩和ケア によると、前立腺がんは 罹患数が全体の第5位に入っています。 男性しかならないがんにもかかわらず罹患数が5位なのです。 数としてはいかに大きいかわかります。 なお女性しかならないがんである子宮がんは体がん16400人、頚がん11300人で、その数と比較すると多いですね。 全がんの4位である乳がんは罹患数が89100人で、前立腺がんの86100人はそれに近接します。 なお乳がんは、男性でも少数ながらなる確率があります。 前立腺がんの死亡数は全体の第8位で、男性の6位になっています。 前立腺がんは高齢化や食生活の欧米化などが関係しているとされ、増加傾向です。 アメリカにおいてはなんと罹患数は1位、死亡数は2位となっています。 しかも 日本でもいずれ罹患数が1位となるだろうとのこと。 前立腺がんは甲状腺がん等と同様に、 進行しないがん、命と関係しないがんがあることが知られており、低リスク群には監視療法も行われています。 総じて、進行は緩徐なケースが多いようですが、個人差があります。 前立腺がんは、 好発する転移場所が問題となり、 緩和ケアの視点からもそれを注視する必要があります。 また患者さんには ご高齢の男性が多いため、がんだけではなく様々な病気や、身体的衰弱、認知症など、 他の健康上の問題やご病気を併せ持っておられることも多く、 前立腺がんがその他の病気を悪化させることもあります。 前立腺がんの緩和ケアについて解説します。 前立腺がんの体の苦痛症状と緩和ケア 前立腺がんと痛み 前立腺がんといえば……、というくらいポピュラーな転移先があります。 それは 骨です。 前立腺がんは、全身のあらゆる部位の 骨に転移を起こす可能性があります。 問題になるのは 脊椎、一般にいう 背骨です。 このような脊椎骨は、転移が好発します。 骨転移の痛みの形式としては、 体性痛というものに分類されます。 体性痛は場所がはっきりした痛みですし、鋭さがあります。 また骨への転移は、その骨に力が加わることで痛みが悪くなりますので、 体動時痛(たいどうじつう)という動いたときの痛みが1つの特徴です。 体性痛にも医療用麻薬がある程度効きます。 ただ骨転移痛は炎症も強いですから、胃・十二指腸潰瘍や腎機能障害がなければ、ロキソプロフェン(商品名ロキソニン)のような 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を併用することが、緩和治療の1つのポイントになります。 他にも、破骨細胞という骨を吸収する細胞の働きを抑える薬剤(商品名ゾメタやランマーク)等を用いたりすることもあります。 によると、 ゾメタやランマークの治療により、『痛み、骨折、放射線療法、手術』などの発生を、行わない患者さんに比べて16ヶ月遅らせることができるといわれているとのこと。 背骨への転移は、重大な結果を招くことがあります。 これは 「即対処」が必要なので、皆さんもぜひ知っておいてください。 脅かしではなく(真剣です)、本当に「即即対処」すべきです。 背骨(脊椎)の後ろには何があると思いますか? そう「脊髄」です。 脊髄の障害で車椅子になった……という障碍者の方の話を皆さんも聞いたことがあるかもしれません。 脊髄は運動神経や知覚神経が集まる、人の神経の中枢です。 ここが障害されると、運動麻痺などを起こし、また現在の医学では神経再生を臨床レベルで行えておりませんから、 一度不可逆的な神経障害を起こしてしまうと、もう元には戻りません。 脊椎の転移により骨が変形あるいは骨折などすると、後方の脊髄を圧迫し、運動障害を起こします。 初発症状としては、 両足のしびれ(好発部位の腰椎の場合)であることが多いです。 時期を逸すると、 完全麻痺になってしまいます。 前立腺がんで(あるいは他のがんでも)脊椎転移を指摘されている方は、 両足のしびれや動きが悪いなどの症状が出たら、すぐにかかりつけの病院に連絡をしてください。 緊急の放射線治療や手術で神経障害の進展や障害の固定を食い止める必要があります。 前立腺がんと痛み以外 前立腺がんは、 骨以外の重要臓器への転移が必ずしも多くないがん種です。 それが比較的長期に生存する例が多いことと関係しているかもしれません。 ただ高齢の男性が患者さんには多いですから、経過中他の病気を発症したり、元々の病気が悪化したりするなどして、総合的に衰弱してくることがしばしばあります。 肺塞栓症(動かないと下肢静脈血栓症も起こしやすくなります。 そこから血栓が肺に飛ぶ)、脳梗塞、誤嚥性肺炎を繰り返す例もあります。 実際、私が拝見した前立腺がんの患者さんはこれらを発症された方がいます。 前立腺がんの骨転移は、痛いので、あるいは神経障害から、動きを低下させます。 それが筋力を落とし、これまでできたことができなくなったりなど、 一つの病気が全体のバランスを崩すことで、多様な問題を引き起こします。 若い人には起こりにくい問題が、ご高齢の方だから起こる、というのは医学の世界では非常によくあることです。 ご高齢の方固有の問題を前立腺がんの患者さんは有している場合がありますから、 老年医学的な配慮も欠かせません。 前立腺がんと心理的な問題、治療に関する問題 前立腺がんは長期生存が必ずしも珍しくない腫瘍ですし、また治療も内分泌療法ならば抗がん剤治療である化学療法よりも負担は少ないです。 ただ内分泌治療も抗がん剤治療もそれぞれ副作用がありますので、もちろん症状には配慮してゆく必要があります。 患者さんはご高齢の男性が多いことは何度も述べてまいりましたが、個人差はあるものの、あまりご自身の思いや症状を積極的に話さない方も少なくないため、 コミュニケーションに工夫するなどして対応することが大切になっています。 まとめ 前立腺がんも他のがん種と同様に、様々な苦痛症状を起こします。 転移の問題は圧倒的に骨なので、痛みなどにはしっかりと対処し、脊髄障害が出たら即対応するように十分知ってもらうことが大切です。 前立腺がんの患者さんはご高齢の男性が多いため、元々健康上のリスクや病気を抱えていらっしゃる場合や、骨の痛みで動かないことが微妙な全身のバランスを崩し、さらなる衰弱をもたらす疾患を呼び込む可能性もあります。 その点で、 症状緩和に関しても、緩和ケアの視点ばかりではなく、老年期の医学の観点からも治療・ケアを行うことが大切です。 患者さんだけだと医師からの病状説明も心細い場合もあるかもしれません。 ご家族の方もサポートして、十分医師から話を聞いて、最良の決断をしていただくのが良いでしょう。 2020年4月12日• 2020年3月5日• 2020年1月19日• 2019年12月28日• 2019年8月16日• 64,664ビュー• 61,928ビュー• 61,346ビュー• 36,187ビュー• 9,422ビュー• 8,960ビュー• 7,637ビュー• 6,083ビュー• 5,209ビュー• 5,199ビュー カテゴリー•

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