子供 歯磨き しない。 子どもが歯磨きを嫌がります。無理やりにでも磨かないとダメですか? 小児科編・第22回 WEDGE Infinity(ウェッジ)

歯磨き粉はいらない?でも時と場合によっては必要な話

子供 歯磨き しない

小学生のお子さんがいるお母さん、お父さん、なかなか子供が歯磨きをしてくれなくて困っていませんか? 自分は虫歯でつらい思いをしたから、子供にはそんなつらい思いをさせたくないですよね。 毎日、小学生のお子さんがしっかりと歯を磨いてくれるように習慣づけるために、大切なことをご紹介していこうと思います。 最近の子どもたちをみていると、虫歯だらけの小学生と、全然虫歯のない子供と両極端です。 できれば、自分の子には、ぜんぜん虫歯のない子になってほしいですよね。 そんな両極端のお子さんを診察していて気づいたある特徴があります。 それは、「親が必死に仕上げ磨きをしていない」ということです。 もちろん、毎日の仕上げ磨きはとっても大切です。 ですが、毎日無理やり歯磨きをやるうちに、子供は歯磨きが嫌になってしまって、歯を磨くことが親に怒られることだと思うようになってしまっています。 嫌なことは、一度や二度なら効果はあるのですが、継続するとなると続けることはまず無理です。 歯磨きを褒めることで、嬉しくなって、歯磨きが習慣化してくれます。 また、小学生の高学年になったら、なぜ、虫歯にならないためには歯を磨かないといけないのか、しっかりと説明しましょう。 虫歯がたくさんある子供は、大人のいうことが理解できる小学生の高学年になっても、歯医者さんで口をあけるのを嫌がります。 一方、虫歯が全然ない小学生の子供は、しっかりと口を開けてくれて、お口の中の掃除をしっかりとさせてくれます。 この背景には、無理やり歯を磨いていることで、歯を磨くことが苦痛になってしまっているということがあります。 さらに、虫歯だらけの子は、• 虫歯菌がお口の中にいるから、このままだと、もっともっと痛くなるよ!• 注射されて、もっと痛い思いするよ! と脅されている傾向があります。 たしかに、虫歯を放置すれば、もっと痛くなりますし、麻酔の注射をしなくてはいけなくなりますが、恐怖を恐怖で克服するのは大人でもかなり嫌なことですから、子供は理解はできても「どっちも嫌だ!」となります。 ですので、ある程度理解ができるようになった、どうして、歯を磨くのか、一度でもいいので、しっかりとお母さん、お父さんが説明してあげましょう。 例えば、お子さんの好きな食べ物はなんでしょうか? ハンバーグが好きなら、ハンバーグをいつまでも、大人になってもおいしく食べるために、歯を毎日磨こう、というふうに、歯磨きには目的があることをしっかりと子供でも説明しましょう。 そして、もし、毎日歯を磨かなかったら、大人になって、歯がなくなって、おいしいハンバーグが食べられなくなるかもしれない、さらに、ハンバーグだけではなく、おいしいクッキーだって食べられなくなるかもしれない、という風に説明しましょう。 また、虫歯を経験したことのある保護者なら、とっても痛い思いをするので、そんな経験をしてほしくないから磨こう!という風に説明しましょう。 もちろん、思春期のときには、反抗するかもしれませんが、大人が子供の立場に立って、しっかりと歯磨きの大切さを教えて、歯磨きをして褒めている家庭は、大きくなっても、歯磨きの習慣ができています。 反抗期は親の命令、指示に従いたくないから、反抗します。 だから、それまでに、歯磨きを習慣化していれば、親がわざわざ注意する必要もなく、怒る必要がそもそもなくなるのです。 たくさんのことを説明しましたが、小学生のうちから、しっかりと歯磨きの習慣をつけるために、• 歯磨きをしたら褒める• 歯磨きの目的をできれば、親の経験談も含めて説明する ということをしましょう。 褒めることは、怒ることよりも簡単で、歯磨きの目的は、一度説明すれば、きっと子供もわかってくれるので、手間もかかりません。 毎日ガミガミ言うよりも、小学生のお子さんも、お母さん、お父さんも気分がいいはずです。 もちろん、歯の磨き方なども大切ですが、一番大切なことは「親が子供の立場になって考える」ということです。 また、虫歯になる前に定期的に歯医者さんでしっかりと予防処置をしてもらえば、歯医者さんは子供にとって歯を掃除に行く場所であり、痛い注射をされる場所ではなくなります。 歯医者さんが痛くて怖い場所になる前に、むし歯になる前に、定期的に歯医者さんでお子さんも、歯の掃除をしてもらいましょう。 小学生に効果的な歯磨き粉 小学生の低学年のうちは、前歯が生え変わり、しかも、お菓子やジュースを飲む頻度が高くなるので、虫歯のリスクが高くなります。 ですので、 虫歯予防に効果のあるフッ素入りの歯磨き粉を使いましょう。 さらに、フッ素入りの歯磨き粉を選ぶときは、研磨剤があまり含まれていない、低研磨性のものを選びましょう。 さらに、泡立ちがいいと、少しの時間で磨いた気がしてしまうので、低発泡性という歯磨き粉を選ぶようにしましょう。 子供の歯ブラシは、こまめにチェックして、開いてしまったら、すぐに交換しましょう。 また、小学生のときは、子供の歯が大人の歯に交換され、歯並びが大きく変化しますので、 歯が生え変わるまでは、子供用の歯ブラシを使いましょう。 子供用の歯ブラシは子供でも持ちやすく、歯ブラシのヘッドが小さいので、大人の歯と子供の歯が生え変わる時期にはとくに細かい部分までしっかりと磨けるのでおすすめです。 大人用の歯ブラシは、歯が生え変わってからにしましょう。 子供の成長にもよりますが、小学6年生には、大人用の歯ブラシでも大丈夫です。 しかし、小学生の低学年のうちは、まだ鉛筆持ちがうまくできません。 ですので、 小学生の低学年のうちは、歯ブラシを握って磨く方法で磨きましょう。 そして、しっかりと前後に動かしましょう。 細かいところは、保護者の方がチェックして、磨けていなければ、磨いてあげましょう。 小学生の高学年になったら、鉛筆持ちができるようになるので、鉛筆持ちをして、細く前後に動かして、歯をしっかりと磨けるようにしましょう。 また、歯磨きのときに、歯を磨く順番も大切です。 右上のほっぺた側から磨き、左上まで磨いたら、次は、左上の裏側から、右上の裏側を磨いて、右下のほっぺた側を磨くといったように順番を決めて磨くようにお子さんに指導しましょう。 歯並びが悪いと食事をスムーズに食べることができません。 これは下あごが上の前歯よりも前に出ていて、お肉などの食品は上手く噛み切ることができないからです。 多くの方は丸呑みに近い食事になります。 また、歯並びが悪いと歯並びがキレイな人と比べて、汚れが溜まりやすく、虫歯になり、歯を失う可能性が高いです。 そして、もう一つ重要なのが会話です。 言葉の発音には歯並びがとても大きな影響を与えます。 出っ歯の方は前歯が飛び出しているため、空気が抜けやすく、サ行の発音が上手くできません。 矯正を始めるには、年齢でいうと6歳がキーポイントとなります。 6歳で一度、検査を受けていただきたいです。 なぜかというと、6歳は、噛みあわせに重要な6歳臼歯という大人の歯が生えてくるからです。 ただ、6歳臼歯上下左右で4本ありますので、すべて生え揃わないと診断できません。 「えっ!虫歯なら削ってつめないといけないのでは?」と思ってしまいますが、そうではありません。 このCO(シーオー)は、歯の表面のエナメル質が虫歯菌によって溶かされている状態です。 ですが、決定的に違うのは「歯に穴があいていない」ということです。 表面が溶かされているものの、 まだ歯に穴があいていないので、治る可能性のある初期の虫歯なのです。 ですから、お子さんの歯科検診の結果に「CO」と書かれていたら、このまま放置していれば、歯に穴があいて、削ってつめないといけなくなります。 COと記載があったら、1番のおすすめは、歯医者さんに行って、「フッ素塗布」を行ってもらうことです。 初期の虫歯のCO(シーオー)というのは、歯の表面が溶かされていますが、フッ素塗布を行うことで歯を強くすることができます。 また、歯磨きのときにフッ素入りの歯磨き粉を使うことで溶けた歯の表面を強くしてくれます。 乳歯の虫歯を放置して、根っこの先にまで虫歯菌が繁殖して膿が溜まってしまうと、その乳歯の下に生えてくる永久歯に悪影響がでます。 永久歯は、顎の中で作られて、乳歯が抜けると生えてきます。 乳歯の根っこの先にまで虫歯菌が感染していると、形成途中の永久歯に虫歯菌が感染し、完全な永久歯になれません。 歯の形がいびつになったり、歯の表面のエナメル質が虫歯菌に感染して、生えてきた途端に黒い虫歯に感染しています。 そうなれば当然、生えたての永久歯でも治療が必要になりますし、健康に生えてきた永久歯と比べれば歯の寿命も将来的には短いことが予想されます。 乳歯の虫歯は放置してしまうと、あとから生えてくる永久歯に悪影響を及ぼしますので、絶対に治療が必要です。 というのも、小学生のうちは、免疫力も高く、歯周病菌を抑える力も高いからです。 そのため、歯肉炎の段階でそれ以上進行をすることはほとんどありません。 ただし、 歯磨きをサボり続けたり、また、白血病など、免疫力が低下しやすい病気にかかっている子供は、歯肉炎から歯周病へと進行することがあります。 さらに、小学生のうちに歯磨きをせずに、歯周病になってしまうと、大人になったとき、いっきに歯周病が悪化して、まだ20代なのに総入れ歯・・・、なんてこともありえます。

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「歯みがきをさせてくれない(1~2歳)」

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歯磨きをしないと、一般的には、口臭悪化、虫歯、知覚過敏、歯肉炎、歯周病などになることが考えられます。 口臭の悪化は、歯磨きしないだけが原因で起こるわけではないですが、口臭の原因で一番多いのは、歯周病と歯槽膿漏と言われているので、歯みがきしないことで起こることが主な原因ということができます。 虫歯は、歯垢 プラーク が歯に付着することで、歯のカルシウムが奪われて、歯の表面が侵され、ついには穴が開き虫歯になっていきます。 この歯垢 プラーク は、歯磨きによるブラッシングを行うことで除去されますが、歯磨きを行わないと、蓄積していくばかりとなります。 そして、唾液中にあるカルシウムと反応することで、石灰化します。 すると、わずか2日間で硬い歯石となって、歯磨きでも除去できなくなった状態で歯に付着してしまいます。 この状態で進行すると、やがて、歯茎が炎症を起こし、歯茎が脆くなり歯が抜け落ちる歯周病を発症することになる可能性が高まります。 更に、疲れや体の抵抗力が落ちた時に、歯周病菌が血液を通じて、身体の中に流れていき、深刻な病気である心臓病、嚥下性肺炎、糖尿病のリスクがアップし、早産のリスクも高まります。 歯にとって、最悪の物資である歯垢 プラーク は、口の中で繁殖した細菌がねばねばした物質と一緒になって歯に付着しているもので、細菌のかたまり(バイオフィルム)です。 ここには1gの中に1億個以上の細菌がいると言われています。 歯磨きのブラッシングで取り除けますが、歯磨きをしなかったり、歯磨き不十分だと、残ったままで、すぐに歯石となっていく厄介者です。 そして、20代の年齢だとこの歯周病菌を保有している人はすくないのに、なぜか、50歳代以降になると急激に保有率が高くなって、7〜8割という報告があります。 歯周病菌による発症は、体調が悪かったりすると起こるので、怖い病気を発症する可能性が高い人が多いということです。 なぜ、急に中高年の保有率が上がるのかは不明ですが、これは、普通に歯磨きをしている人も含めての数字ですから、歯磨きしなかったとしたら、もっと数字はあがる可能性高いと言うことになります。 ある調査によると、歯磨きしていない日本人は0. 8%しかいないという報告があるので、日本人はほとんど歯を磨いていることになります。 そして、その結果がこの歯周病菌の保有率ですから、あまり、歯磨きの効果が無いと言えます。 磨き残しが多い可能性が考えられます。 あまり、一般には、知られていないのではと思われる歯周病の関連病気に骨粗しょう症があります。 骨粗しょう症と歯周病とも関連では、歯周病を歯茎の病気ではなく骨の病気と見て関連を研究しているということです。 その結果、歯の治療のためのレントゲン写真から骨粗しょう症の診断ができるようになってきているようです。 中高年男性に多いメタボとも歯周病は関係しているということもあまり知られていないと思われますが、歯周病は肥満者ほど発症しやすいと言う報告があるようです。 また、歯磨きをしないと、がんになるという研究発表も行われています。 その研究によると、全く歯を磨かない人は、1日に2回以上磨く人の2. 5倍がんになるリスクが高いということです。 その理由は、口や喉に発がん物質を作る細菌がいて、歯磨きしないと、この細菌が洗い流されないからという報告です。 全く因果関係がなさそうですが、本当に関係が有るとしたら、怖いことです。 まだ、調査レベルですから、否定される可能性もあります。 研究発表したのは、愛知県がんセンターです。

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歯磨きをしなくても「虫歯ができない人」の理由は???

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1歳の子供が歯磨きに抵抗! イライラをなんとかしたい… 子育てにイライラは付きものですが、特に1歳頃の子供は、お世話が大変です。 1歳になると、赤ちゃんの頃のように寝そべってくれるような時間は、ほとんどないのではないでしょうか。 しかも、自分の意思をはっきり伝えてくるようになり、嫌だと思ったら逃げ回るようにもなります。 歯を磨いてあげたいのにさせてくれない! ということも、日々の中でよくあることかと思います。 イライラしてしまうのは、子供を大切に思っているからなんですよね… 子供のためを思って歯を磨こうとしているのに、逃げ回られると切なくなってきます。 ここでは、少し視野を広げて、子供の虫歯のリスクを下げる方法をいろいろ見てみたいと思います。 」と、徹底的に抵抗する時期ですね。 子供を押さえつければ、歯を磨くことは可能といえば可能です。 ただ、無理やり歯を磨くという方法はおススメではありません。 理由は2つあります。 1つ目は、子供の「歯磨きが嫌い」という気持ちをさらに強くさせてしまうことにあります。 2つ目は、 子供が激しく抵抗すると事故につながることがあるからです。 子供の歯磨き時の事故は、毎年多数発生しています。 歯磨きのとき、子供が力いっぱい抵抗すると大変危険です。 歯ブラシが歯ぐきを傷つけたり、頬の内側や喉に刺さるという事故で、救急搬送されるという事例はたくさん報告されています。 幼い子供の歯磨きは、おだやかにじっとしてくれそうなときを見計らってやってあげるようにしましょう。 1歳の子供が歯磨きを好きになる工夫って? 子供は嫌だと思うことは徹底的に嫌がりますが、楽しいと思ったことには積極的になりますね。 日ごろから、歯磨きをテーマにしたアニメ動画を見せたり、ぬいぐるみを使って歯医者さんごっこをすると、意欲は上がるようですよ。 もう少し大きくなってきたら、歯を磨く前と後に、手鏡を渡すという方法を使うと効果的です。 歯医者さんでも、子供に手鏡を持たせて、歯磨き指導をすることがよくありますね。 ほとんどの子供は、鏡で自分の歯や口の中を見ることに高い興味関心を示します。 1歳児に手鏡を持たせるのは危険ですので、小さい頃は、姿見用の大きな鏡を使うようにした方が良いです。 歯磨きのために長く口を開けていることを嫌がるようなら、少し磨いて鏡の所へ行き、また戻ってきて磨くという繰り返しにしても良いですよ。 「ここがまだ汚れてたねー。 歯磨きに積極的な子供にしていくには、「歯磨きと楽しいことがセットになっている」と思ってもらうことが大切です。 まとめ• 日ごろから口の中を水でゆすぐようにすると、虫歯リスクは下げられる• 有効成分入りのマウスウォッシュを使うと、さらに効果的• 子供を押さえつけて無理やり歯を磨くと、事故につながる危険がある• 歯磨きは楽しいものだと思わせる工夫をするのが大事 子供用の歯磨き粉やマウスウォッシュには、フッ素やキシリトールが含まれています。 フッ素は、歯の酸化を防ぎますし、歯の表面を硬く強くしてくれます。 また、キシリトールは虫歯菌の活動を抑える力を持っています。 口の中に食べカスがあっても、食べカスだけで虫歯になるわけではありません。 虫歯菌の繁殖を抑えたり、歯の酸化を防いだりすることで、子供を虫歯から遠ざけていきましょう。

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