口蓋 扁桃 腺 摘出 術。 口蓋へんとう摘出術|耳鼻咽喉・頭頸科|順天堂医院

IgA腎症の症状と治療ー扁桃摘出術+ステロイドパルス療法とは

口蓋 扁桃 腺 摘出 術

急性扁桃腺炎患者へ適切な対応を行う 疾患の概要• 急性扁桃炎が重症化すると、扁桃周囲膿瘍や扁桃周囲炎あるいは扁桃病巣感染症が起きる場合もある• 感冒や肉体疲労などの身体的ストレスを伴って発症することが多い• 幼小児の場合、哺乳や食事量の低下、不機嫌として症状が現れる• 検査は一般血液検査、扁桃の膿栓の細菌培養検査などを行い、必要に応じて喉頭ファイバーにて喉頭蓋炎などの合併を否定する必要がある 治療 保存的治療• 鎮痛解熱薬、抗生物質、抗炎症薬の内服投与を施行する• 抗生物質はセフェム薬あるいは広域ペニシリンが第1選択となるが、十分な治療効果が得られない場合は、扁桃の細菌培養や感受性試験の結果を参考に起因菌に効果がある薬剤へ変更する• 吸入による咽喉頭への薬液噴霧や含嗽薬、トローチ剤も併用され、扁桃に付着している膿栓を洗浄や除去する場合もある• 重症例では抗生物質の静脈投与や点滴による水分補給も行う• 発熱時は身体のクーリング、咽頭痛に対しては氷頸を当てて対応し、安静を保つよう指導する• 水分補給に努め、食事は刺激物を避けるよう気をつける• 口蓋扁桃肥大やアデノイドが元々ある小児の場合は、更にいびきが大きくなったり、時には無呼吸を生じる場合もあるため、側臥位や腹臥位などで安楽な呼吸を保つよう心がけ、夜間の呼吸状態にも注意するよう指導する 手術治療• 習慣性扇桃炎で年に何度も仕事や学校を休まなければならない場合や、回数は少なくても重症化する場合には手術の検討が必要である• 小児の場合、口蓋扁桃肥大やアデノイドで睡眠時無呼吸が起こっている場合にも手術の考慮が必要である 観察項目• 疼痛、発熱の有無と程度• 食事・水分量• 術後出血、呼吸苦の有無 アセスメント• 適切な問診や観察が行えているか• 発熱、疼痛、耳への放散痛、頸部リンパ節の腫脹などの症状のほか、特に小児の場合は不機嫌・食事量の低下などがみられる• 重症化し、経口摂取が不十分な場合は、入院治療が必要になる• 患者の状態に合わせた指導が行えているか• 患者は嚥下困難であることが多いが、水分補給に心がけ、刺激物を避けた食事内容を指導する• 特に乳幼児の場合、アイスクリーム、ヨーグルト、ゼリーやプリンなど、疼痛が強くても比較的摂取可能なものを摂るよう指導する 看護のポイント 術前• 入院生活や手術など、様々な精神的不安の軽減に努める• 手術前オリエンテーションや術前訪問を施行し、コミユニケーションの機会を持つ 手術当日• 術当日の絶飲食を指示通りに行う• 前投薬の影響でふらつきなどを生じる危険性があるため、転倒や転落に注意する• 術後 点滴を自己抜去しないよう、確実な固定と観察を行う• 出血や創部周囲組織の腫脹や浮腫のため、一時的に呼吸状態が不安定となる場合もあるため、側臥位や腹臥位の状態を保つ• 疼痛に対しては、氷頸や鎮痛剤を使用する.

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扁桃腺摘出術+ステロイドパルス療法|東京女子医科大学病院 腎臓内科

口蓋 扁桃 腺 摘出 術

耳、鼻、のど、口腔の疾患の他、首にできた腫瘤、顔の筋肉が動かなくなった顔面神経麻痺、主に耳が原因のめまいなどを診察、治療している診療科です。 この領域に関してはスペシャリストで薬物療法や手術を組み合わせて治療を行っています。 特に耳鼻咽喉科領域は聴覚・嗅覚・味覚という感覚器を扱う分野であるとともに非常に知覚の敏感な領域であるため、患者さまの痛みが最小限になるように細心の注意を払い、無理な操作は加えないで時間をかけて処置していくようにしています。 ご自分で見る事が出来ないところであるので可能な限り病変をお見せして診療に当たりたいと考えています。 また闇雲に長く内服療法を行わず手術により早急に症状が改善する場合は積極的にお薦めしています。 また患者さまのニーズや社会環境に合わせて日帰り手術をお薦めしたり、入院・通院期間を短縮したりして治療を行っています。 主な疾患と治療法 1. 花粉症 患者様の病状に合わせて薬物療法を中心に行っています。 症状の強い方には花粉の飛散前から内服を始めることで症状が軽減できるため予防投与をお勧めしたり、レーザーなどの日帰り手術をお勧めしています。 花粉症に対するレーザー治療は花粉の飛散する時期(1月〜5月)に行うと症状を増悪させてしまうため、この時期には行っていません。 花粉症の患者さまは事前予約なしでも、できるだけお待たせせずに診療・処方させていいただいていますが、花粉症で非常に混み合う時期には診療開始まで1〜2時間以上お待たせすることがございますのでご了承ください。 なお当院では花粉症に対する舌下免疫療法および注射は行っておりません。 火・木曜日は手術日で外来担当の医師が少ないので、できるだけ月・水・金曜日の午前11時までにご来院ください。 また、第2・4土曜日はご来院された順に診察しております。 予防投与という意味では、毎年2月初め頃までにいらしてください。 突発性難聴は早めに治療を行わないと難聴や耳鳴が改善しないで持続してしまいます。 1週間以上放置していると治ることが難しい場合が多いといわれています。 そのため難聴の症状が出現したらできるだけ早期に近くの耳鼻咽喉科に行って診断・治療してもらうのが非常に重要です。 (耳の中の音を感じ取る細胞は再生しませんので細胞がまだ死滅しないうちに治療することが重要です) 当院では難聴の程度、めまいの有無、患者様の仕事などのスケジュールにあわせて 1 入院治療 2 外来通院治療をお勧めしています。 突発性難聴の治療法としてはステロイドの全身投与が中心となります。 入院治療ではステロイドの点滴大量パルス療法とステロイドの鼓室内注入(鼓膜を麻酔した後(しないこともあります)、細い針で鼓膜の裏に注入して障害を受けた蝸牛へ直接ステロイドを投与する方法)さらに星状神経節照射療法(麻酔科Drの協力)を組み合わせて治療を行っています。 (点滴パルス療法では副作用が出る可能性があるため外来通院では点滴加療は原則行っていません)。 他院で点滴や内服を行って改善のなかった方の中でも発症してから長時間経過していない場合は鼓室内投与により改善した方もいますのでご希望の方はご相談ください。 慢性化膿性中耳炎・真珠腫性中耳炎 慢性化膿性中耳炎は主に小児期に風邪を引いて鼻の炎症が耳に波及して細菌感染を繰り返して鼓膜に穿孔が生じて耳漏を繰り返す病気です。 症状は耳漏のほかに難聴や耳鳴が生じます。 耳漏停止目的に抗生剤の内服、点耳を行いますが根本的に治療するためには鼓膜穿孔を塞いだり、鼓膜の裏の肉芽を除去したりする必要がいるため手術療法が必要になります。 真珠腫性中耳炎は先天性真珠腫、後天性真珠腫に分けられますが多くは後天性のものです。 これは耳管(耳と鼻とをつなぐ管)の機能が悪いために鼓室(鼓膜の裏の部屋)に空気がはいらない状態が慢性的に起こることで鼓膜が陥凹して徐々に陥凹が強くなり、そこに耳垢が堆積して徐々に堆積した耳垢が奥に進展して耳小骨などを壊す病気です。 進行した耳垢は白く真珠のように見えるので真珠腫と呼ばれています。 真珠腫は元が耳垢なのでやわらかいものですが上側に進展すると髄膜炎などを生じることがあります。 また奥に進むとバランスの神経や顔を動かす神経が侵されて、めまいや顔面神経麻痺が生じる可能性がありますので非常に怖い疾患です。 この疾患も根本的な治療としては手術になります。 好酸球性中耳炎 喘息や副鼻腔炎に合併して起こる非常に治りの悪い中耳炎です。 アレルギーが原因であり、耳の中に分泌液が溜まったり肉芽ができて聴力が悪化したり、時には突発性難聴を生じる難病です。 治療の中心はステロイドになりますが、全身への影響を配慮して鼓室内投与を行っています。 状況に応じて鼓膜チューブを挿入して自宅でステロイドの点耳薬を入れていただいています。 体調不良や免疫力の低下によりもともと体に住んでいるヘルペスウイルスが活性化して顔面神経に取り付いて神経に浮腫が起こります。 顔面神経は骨の中を通るので浮腫を起こした神経が骨で圧迫されて麻痺が起こります。 そのため抗ウイルス薬と神経浮腫を軽減する目的でステロイドの全身投与投与(大量パルス療法)を中心に行っています。 また星状神経節照射療法(麻酔科Drの協力)もとりいれて治癒率が向上するように努めています。 (入院、外来治療を行っていますがステロイド大量療法は副作用があるので主に入院していただいて治療を行っています。 ) 6. 鼻かぜを放置していたり子どもの黄色い鼻水を放置したりした場合に慢性化して起こる病気です。 マクロライド系抗生物質内服治療やネブライザー療法を1〜3ヶ月行って改善しない場合は手術を行うこともあります。 手術は別記のように行っています。 鼻中隔弯曲(わんきょく)症 左右の鼻の真ん中を分ける壁が先天的・後天的(事故や外傷)に曲がることにより鼻閉が生じて逆の鼻に負担がかかり粘膜が腫脹したり、鼻閉により換気できずに副鼻腔炎が生じたり、鼻呼吸できないために咽頭炎を繰り返したりする疾患です。 多少はだれでも弯曲していますが鼻閉でお困りの患者様では治療が必要になります。 軟骨・骨が弯曲しているため基本的には手術で弯曲している部位を切除して弯曲を取ることが治療になります。 口腔乾燥症 口腔乾燥症に関しては口腔粘膜の水分量を測定する機器の開発に関与したこともあって社会保険中央総合病院時代から診察に当たっています(石本医師)。 口が渇く疾患としては糖尿病や膠原病が有名ですが、高齢化に伴い多くの患者様が感じる症状のひとつです。 それは高齢化に伴う唾液腺の萎縮による唾液の分泌低下、さらには成人病に伴う多くの薬の内服による副作用があげられます。 さらに歯科的なものからストレスまで多岐に渡ります。 いままでなかなか積極的に治療の対象にならなかった分野ですが診療にあたって多くの患者様がお困りということがわかりました。 お困りの方はご相談ください。 手術について 耳疾患の手術に関して 慢性化膿性中耳炎、真珠腫性中耳炎に対して顕微鏡や内視鏡を併用して鼓膜・鼓室形成術を行っています。 滲出性中耳炎は外来で鼓膜切開・チューブ挿入を行っています。 鼓室形成術は可能な限り削った外耳道を再建して元に戻す術式(open&closed法)を行うようにしています。 化膿性中耳炎に関しては耳漏停止・聴力改善の目的で手術を行っています。 また真珠腫中耳炎に関しては耳漏停止・病変除去・聴力再建を目的に手術を行っています。 真珠腫性中耳炎に関しては真珠腫の進展により一期的・二期的に手術を行います。 一回目の手術で真珠腫を除去して鼓膜を再建。 2回目の手術で真珠腫の再発がないことを確認(真珠腫の再発の場合は摘出)して聴力改善のための手術を行います。 小児の場合は細胞の増殖力が強いので真珠腫も進行が早いこと、わずかな真珠腫の残存(肉眼的に真珠腫を取り除いても)で再発するため原則2段階手術を行っています。 真珠腫性中耳炎の手術も入院期間は5〜7日位全身麻酔で行います。 東大病院で多くの手術を経験したこともあり耳科手術は石本医師が担当しています。 鼻副鼻腔疾患の手術に関して 多くの鼻・副鼻腔の手術は鼻内より高解像度の内視鏡を用いた手術(内視鏡下鼻副鼻腔手術)を全身麻酔で行っています。 手術では以前のように鉗子などでポリープ切除も行いますがマイクロデブリッダーを用いて安全に手術を行っています。 さらに疾患や病巣の把握の難しい症例ではナビゲーションを用いて病巣を確認しながら手術を行っています。 以前のように局所麻酔や歯肉から切開して副鼻腔炎を治す手術方法は患者様の手術後の負担が大きいため原則お薦めしていません。 アレルギー性鼻炎・花粉症に関してはレーザー治療(炭酸ガス・アルゴン)を日帰り手術行っています。 鼻閉の強い方はレーザーに加えてラジオ波を用いた粘膜下凝固術を併用しています(日帰り手術)。 また鼻炎で薬物療法やレーザーで鼻汁が減らない方には後鼻神経切断術を入院していただいて行っています。 鼻中隔弯曲症に関しても内視鏡を用いて粘膜切開を行って彎曲している部位を剥離切除して矯正しています。 扁桃疾患の手術に関して 小児・成人の扁桃、アデノイドの手術を行う病院が少なくなっておりますが、当科では患者様の症状によって手術を勧めております。 最近の傾向として抗生剤の発展に伴い扁桃腺摘出術を行わなくなってきた影響で社会人になって多忙になり、扁桃腺炎を頻回に繰り返して抗生剤が効かなくなった方や重篤になって手術を受けられる方が多くなってきています。 さらに扁桃肥大によって睡眠時無呼吸・いびき症が生じて扁桃腺摘出術を受ける方も増えています。 最近では睡眠時無呼吸症が高血圧や心臓病の原因にもなりえるといわれているのでご心配の方はご相談ください。 咽喉頭疾患・頭頚部腫瘍の手術に関して 声帯ポリープなどの喉頭微細手術のほかに咽喉頭の良性、悪性疾患に対して手術を行っています。 特に舌癌や喉頭癌などの悪性腫瘍に関しては東京大学附属病院の頭頸部外科医とタイアップして手術等の治療を行っています。 進行した腫瘍で拡大手術の必要な場合は東京大学附属病院・癌研附属病院・癌センター等を紹介して適切な医療を受けることができるようにしています。 外科的治療の適応となる疾患は、反復性(習慣性)扁桃炎、扁桃肥大によるいびきや睡眠時無呼吸症候群、アデノイド増殖症(アデノイド増殖による滲出性中耳炎やいびき症を含む)などがあげられます。 高度な肥大の場合は嚥下遅延、咽頭異物感、呼吸障害、構音障害、いびきや睡眠時無呼吸症などが生じます。 口蓋扁桃の生理的縮小は10歳ころから始まりますが、症状が高度の場合は、成長を待てずに手術加療を要することがあります。 小児期の手術は心配だと思われるご家族も多いでしょうが、手術を受けられたお子様が術後に運動能力が上がったとか、活発になったとご家族から喜ばれています。 また、成人の炎症を繰返した扁桃とは異なり手術後の痛みは少ないです。 成人で扁桃肥大が強く、いびきや睡眠時無呼吸症が認められる場合には、扁桃摘出術(場合によって咽頭形成術を追加)で症状の軽減が期待できることがあります。 睡眠時無呼吸症の場合は手術前に、当院・呼吸器内科と連携し診療かつ治療を行っていきます。 2 反復性(習慣性)扁桃炎について 急性の扁桃炎を繰り返している状況をいいます。 年に3・4回以上の扁桃炎を起こし、かつ2年以上継続している場合は扁桃摘出術の適応があると考えます。 口蓋扁桃を外科的に摘出する場合、通常約10〜11日間の入院です。 麻酔科医の管理の下、全身麻酔で手術を行います。 手術は口腔内から行いますので頸部や顔面を切開することはありません。 口腔内から炎症の生じる扁桃腺を剥離して摘出する手術です。 扁桃腺には口蓋扁桃・舌根扁桃・咽頭扁桃がありますが、多くは口から見えるところにある左右一対の口蓋扁桃が炎症を起こすことが多いので口蓋扁桃摘出術を行っています。 最近では入院手術が短期入院の傾向にありますが、口蓋扁桃摘出に関しては約1週間入院していただいています。 解剖学的に扁桃腺のある咽頭は摘出した部位を縫縮することができない場所で手術後に痂皮が(かさぶた)ができますが、それが食事をしたり嚥下をしているうちにはがれて出血しやすいからです。 口をのぞき見ても通常見えません。 口蓋扁桃(いわゆる扁桃)と違い、周囲の咽頭粘膜との明瞭な境目がありません。 2〜3歳頃より増殖肥大が顕著になり、5〜6歳前後で生理的に大きさのピークを迎え、中学生の頃にはほとんど消退します。 鼻の奥にあるという位置関係から、増殖が著名な場合・急性炎症で腫脹が強くなる場合や慢性炎症が持続し増殖する場合などでは、口蓋扁桃以上に中耳炎・鼻炎・副鼻腔炎・いびきなどに大きく影響を与えます。 【アデノイドの手術、当院の考え方】 アデノイドは年齢的には6〜8歳以降は自然退縮も期待できます。 周囲組織と境目がなく完全には摘出することが出来ないので、手術を施行しても、どうしても組織が残存することがあり1〜3歳の早期に切除すると、アデノイド再増殖や周囲の扁桃組織(舌扁桃、耳管の周囲の扁桃、口蓋扁桃)の代償性肥大という現象が生じることがあります。 以上のことから、3歳以上で睡眠時の呼吸障害が高度な場合、4〜8歳で中耳炎や副鼻腔炎の症状が強く難治な場合、小学校中高学年以降で、鼻閉がひどく集中力が常に低下している場合に、症状を含め総合的に判断して必要なら手術を勧めます。 アデノイドが大きい場合、多くは口蓋扁桃も肥大していることが多く、同時に手術することが多いです。 鼻の原因としては、鼻中隔弯曲症・アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎・鼻茸・慢性副鼻腔炎が考えられます。 この様な疾患があれば加療を行います。 通常は複数箇所が原因となっている場合が多く、治療は難しくなります。 【いびき・睡眠時無呼吸症の手術、当院の考え方】 小児のいびき・無呼吸症はアデノイドや口蓋扁桃が原因の大きな要素を占めている場合が多く、通常の扁桃摘出術とアデノイド切除術での改善が見込まれます。 成人では中程度・重症の睡眠時無呼吸症の場合は治療の中心はCPAP(空気に圧力をかけてマスクで送って睡眠中にのどが狭くならないようにする器具)となりますが、この場合、扁桃を手術で切除してもCPAPを使用しない状態にまですることは通常難しいです。 また成人では肥満に伴うことも多く、ダイエットを含め全身的なケアーが必要です。 またCPAPは鼻から空気を送る装置であり、鼻腔が狭いとCPAPが快適に使えないことがあります。 この場合、鼻腔形態を改善させる手術が必要になることがあります。 蓄膿の手術といえば歯茎を切って骨を削って副鼻腔を綺麗にする。 想像しただけで痛くなるようなことが行われてきましたが、近年では内視鏡の技術が進歩したのと同時に、あまり副鼻腔に破壊的なことをしなくてもしっかりと空気の出入りができるようにリフォームしてあげれば炎症を改善させることができると判ってきました。 よっぽどの状態でなければ、歯茎は切らず内視鏡を用いて鼻内のみで治療できることが多くなっています。 【慢性副鼻腔炎の手術、当院の考え方】 まずは原因をしっかり追求します。 一側なのか両側か、アレルギー性か感染性か、腫瘍性ではないか、術後性、歯性、真菌が原因ではないか。 もちろん悪性腫瘍などは隠れていないか。 良性腫瘍でも内反性乳頭腫などの再発率が非常に高く治療も難渋する腫瘍ではないか。 アレルギー性の場合は何にアレルギーをもっているのか。 CTやMRIなどの画像検査、鼻内電子内視鏡、細菌検査、病理検査を行って手術前に診断をつけます。 歯が原因となっている場合は、当院・他院の歯科口腔外科とタイアップして加療を行います。 通常の慢性副鼻腔炎は、手術の前に少量の抗生剤を数ヶ月内服して頂く加療を行っています。 この治療にて手術を回避できる場合もあり、有効な加療と考えています。 薬の反応がいま一つの場合でも、手術時までに可能な限り粘膜の炎症を落ち着けることができ重要な治療方法と考えています。 当科で行っている内視鏡下鼻副鼻腔手術は、麻酔科医師が管理する全身麻酔のもとに行います。 入院期間は約7日間必要となります。 入院期間が長いと思われるかもしれませんが、鼻の手術後には鼻の中に止血の為スポンジやガーゼを数日入れておく必要があります。 それでも鼻は出血しやすい部位であること、鼻パッキングの期間は完全に口呼吸になってしまうこと、痛みや熱が出やすいなどが大きな理由です。 パッキングを除去し、出血が無いことを確認してから退院を許可しています。 腫瘍や再発例、構造的危険部位があるようなケースには、ナビゲーションシステムを使用して行っています。 これは車のナビゲーションと同じで、鼻の中のどの位置を手術しているのかをモニターで確認できるシステムです。 以前は高度先進医療であったナビゲーションも、現在は疾患によって保険診療で行えるようになりました。 内視鏡下の手術は内視鏡が鼻の中に入らなければ手術ができないので、鼻中隔弯曲が高度の場合や肥厚性鼻炎が強い場合は、まずこれらを矯正して内視鏡が入る状態にし、さらに病変を操作器具が入るスペースを作る必要があります。 鼻の治療は手術してすぐに終了するのではありません。 外来で定期的な診察をさせていただいております。 適切かつ上手な手術を行うことと、外来での適切な処置は同等に必要であり、鼻の治療には不可欠と考えています。 ご自宅での生理食塩水をもちいた鼻洗浄や内服加療の継続も必要な場合が多いと思いますが、ご理解・ご協力頂くことで満足できる結果を導き出せると考えています。 このときに腫れる場所と言えば分かりやすいと思います。 耳下腺にできる腫瘍では、多形腺腫が1番多く、2番目に多いのはワルチン腫瘍(腺リンパ腫)と言われています。 どちらも良性ですが、これらの腫瘍は手術以外に根治はできません。 ワルチン腫瘍は両側耳下腺に生じる場合も多いので、おもに一側性である多形腺腫との鑑別の一助となります。 耳下腺の手術時に問題となるのは、耳下腺の中に顔面神経が走っていて腫瘍と接している場合が多く、術後に顔面神経麻痺が生じる危険性が少なからずあることです。 また顔の近くであり他人から見える場所に手術の痕が残ることがあるので、良性腫瘍の場合、手術をためらうことも多いと思います。 一番多い多形腺腫は比較的術前診断は容易ですが、それでも摘出後に悪性が判明したり、手術をせずに経過観察していたら悪性腫瘍に変化したりする場合もあり、また自然消失は見込めず増大することが多いので手術をお勧めしています。 顔面神経との位置関係で、顔面神経より浅い浅葉に存在する腫瘍、深い深葉に存在する腫瘍と分けて考えます。 浅葉腫瘍は顔面神経より浅い位置に存在するため顔面神経を確認することも、腫瘍を摘出するのも比較的容易ですが、深葉腫瘍の場合は顔面神経を全部露出して持ち上げその下にある腫瘍を摘出するため、周囲に正常組織をつけるのが難しく、顔面神経も手術操作で引き延ばされたりして麻痺が生じる可能性が高まります。 【耳下腺腫瘍の治療、当院の考え方】 全身麻酔で行います。 入院は5〜10日程度必要となります。 多形腺腫は可能な限り正常組織を周囲につけて切除しないと、少量のでも組織が残っていると再発することがあると言われています。 この考え方では腫瘍の近くに存在する顔面神経を傷つける確率が上がってしまいます。 当院では顔面神経を手術中に傷つけないように、顔面神経モニターを使用しながら手術を行っています。 これは手術操作が神経に近くなると、音と波形で教えてくれるシステムです。 悪性腫瘍・神経原性腫瘍などで神経を切断しないといけない場合、多形腺腫で腫瘍にくっついている場合でも最小限の犠牲でいけるようにモニターで確認しながら手術を行っています。 2番目に多いワルチン腫瘍は、術前診断がしっかり付いている場合は経過観察でも良いと思います。 しかしこちらも自然消退は見込めず増大することも多く、審美的に手術加療を行う場合があります。 ワルチン腫瘍は基本的には再発はほとんどないと言われています。 耳下腺よりも腫瘍ができる確率は低いです。 顎下腺の一番多い疾患は、唾石症と言われる尿管結石に似た状態で、唾液の流れる管の中に石ができてしまう病気が多いです。 この場合食事をするときに顎下腺が痛み(唾仙痛と言います)を伴って大きく腫れますが、しばらくすると縮小することを繰り返します。 石が自然に流れ出てしまえば良いのですが、唾液の管は狭いので自然にでてしまうことは少ないため、口の中からの操作で容易に唾石が摘出できる場合もありますが、多くは原因となる顎下腺を石ごと摘出しないといけません。 また腫瘍ができることもあります。 顎下腺腫瘍も耳下腺同様に多形腺腫が多いのですが、耳下腺腫瘍に比べて良性腫瘍より悪性腫瘍の確率が少し高いため手術加療が必要となります。 顎下腺の直上の浅いところを顔面神経の一番細い枝(下顎縁枝)が走っており腫瘍と接している場合もあり、術後の顔面神経麻痺(口角周囲の麻痺)の確立が少なからずあることになります。 また、顔面の見える場所に手術の痕が残ることがあるので手術をためらうことも多いと思います。 【顎下腺唾石および腫瘍の治療、当院の考え方】 全身麻酔で行います。 入院は5〜10日程度必要となります。 唾石症の繰り返す炎症で周囲と癒着が強い場合は、腫瘍の手術より難しくなる場合があります。 唾石をしっかり取り除くこと、顎下腺を取り除きこの中に存在する小さな唾石の元も摘出することで治癒が望めます。 耳下腺腫瘍の摘出法と同じ理由から良性腫瘍も可能ならば周囲組織をつけて摘出したいのですが、顎下部は周囲組織が少なく、顔面動静脈や顔面神経下顎縁枝、舌神経・舌下神経、口腔底筋群など温存すべき臓器に接しているため顎下腺ぎりぎりで顎下腺被膜をつけて摘出する場合が多いです。 悪性腫瘍では周囲組織とリンパ組織を含めて郭清する必要がありこのかぎりではありません。 スタッフ紹介 役職・医師名 得意な分野 認定等 部長 石本 晋一 いしもと しんいち 聴覚・鼻副鼻腔疾患 中耳手術・鼻副鼻腔内視鏡手術 日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医・指導医 日本耳科学会会員 日本聴覚医学会会員 日本口腔咽頭学会会員 日本耳鼻咽喉科学会東京都地方部会幹事 補聴器相談医・難病指定医・身体障害者指定医 医長 宮野 一樹 みやの かずき 日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 難病指定医 医師の臨床研修に係る指導医講習会修了 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 特任医師 勝然 昌子 かつしか まさこ がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 特任医師 橘 澄 たちばな きよみ がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科臨床学会 日本頭頸部癌学会 日本頭頸部外科学会 日本美容外科学会 非常勤医師 鴨頭 輝 かもがしら てる めまい外来担当.

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扁桃腺炎の手術後はどのくらい痛い?

口蓋 扁桃 腺 摘出 術

なぜ扁桃腺の手術をするのか? 扁桃腺は主に口や鼻から侵入してきたウィルスや細菌に抵抗するための組織です。 また扁桃腺は粘膜組織で、ウィルスや細菌をキャッチしやすいという性質があります。 このため自己免疫性疾患などで抵抗力が弱まる、またはその逆に免疫力が強くなりすぎて暴走気味になると日常的に扁桃腺炎を起こすようになります。 これが慢性扁桃腺炎です。 風邪やインフルエンザ、ウィルス性肺炎などに罹患した時に高熱が出るのは扁桃腺が外敵であるウィルスを排除しようと戦っているからなのですが、慢性扁桃腺炎ではちょっとした刺激や体調不良でも扁桃腺が過敏に反応して高熱を出したり、咽頭痛や嚥下痛(ものやつばを飲み込む時に痛みが走る)を起こすようになります。 これでは日常生活に支障を来してしまうことから、根治療法として外科手術が行なわれます。 また口腔内から咽頭付近にかけて「がん」を発症した場合も扁桃腺を摘出することになります。 がん細胞はリンパ節を経由して転移する事が多いので、扁桃腺のようなリンパ組織にはがん細胞が多く含まれていて、扁桃腺の細胞自体もがん化している可能性があるというリスクがあります。 このためがんの手術時には「リンパ節郭清」というリンパ組織を摘出する処置も同時に行なわれるのが一般的となります。 扁桃腺手術のメリット、デメリット 扁桃腺手術を行なうメリットとしては、慢性扁桃腺炎の根治術であるという点です。 扁桃腺を取り除く事で炎症を起こす組織そのものがなくなりますから、高熱や嚥下痛などの症状に苦しまなくても済むようになります。 一方で扁桃腺手術に関してはデメリットもあります。 一番大きなデメリットは「術後の痛み」と言われています。 扁桃腺は咽頭内では大きな面積を持つ組織ですから、それを摘出するとなると相当な範囲を切り取る事になります。 手術自体は全身麻酔で行なわれるため痛みは感じませんが、麻酔から覚めた後はしばらくの間激痛を覚えると言います。 扁桃腺のある部分は呼吸やつばを飲み込む時も刺激を感じる部位のため、傷が完全に塞がり痛みを覚えなくなるまでは相当な苦しみがあるという経験談もあります。 また、扁桃腺を摘出した場合、口や鼻から侵入してくるウィルスや細菌にたいしての第一防衛線を失う事になるので、風邪やインフルエンザなどのウィルス性疾患に罹患しやすくなると指摘する医師もいます。 扁桃切除術と扁桃摘出術 扁桃腺の手術には「切除術」と「摘出術」があります。 この二つの手術の違いについて説明していきましょう。 まず、切除術と摘出術の違いですが、切除術の場合は病変部を中心としてそれよりも大きい範囲を「切り取る」手術となります。 一方で摘出術の場合その臓器もしくは器官ごと「取り出す」という手術になります。 したがって切除術の場合扁桃腺の一部が残ることになり、摘出術では扁桃腺が完全に取り除かれるという違いがあります。 扁桃切除術では組織の一部が残るため、残存組織が免疫系として機能する可能性があるというメリットがあります。 しかし、慢性扁桃腺炎の場合、扁桃腺の機能そのものに障害を起こしているケースが多く、残存組織があることで根治術にはならない場合もあるので、現在では扁桃摘出術を第一選択肢としている医療機関が多いようです。

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